前回、「リバースフィンテック」を話題にしました。

もう少し整理すると、大枠では「DX」という概念があり、経済産業省の定義は個人的にはよくわからないものの、西本的には「DX」は「分散」のデジタル技術であり、それは「暗号分散技術を使いなさい」ということが主軸にあるように理解しています。

この「暗号分散技術」において、金融的にアプローチしている概念が「フィンテック」かと。

つまり、金融技術とか、資本主義概念を「WEB3」的解釈をもって広げていくという理解です。


今回、「セカンド」「フィンテック」を表現しているわけですから、「ファースト」があるわけです。

「ファースト」については、10年位前にブロックチェーン技術が出てきて、WEB3構想が言われた頃から、すでに金融技術はWEB3側に実装され、「DeFi」とか「分散〇×」のものが色々と実装されました。

そもそも、仮想通貨の概念が「フィンテック」ですし。


このあたりが本来の「フィンテック」の語源であり、それが「ファースト」段階であると西本は定義しています。

逆にいうと、「ファーストフィンテック」は世間に騒がれている段階で、すでに出来上がっていて、結論として日本は手出しが出来なかったということかと。


そういう中で、「WEB3」領域から既存金融側にオープン技術が入る「リバースフィンテック」になり、それは「デジタル金融」ということになるわけです。


しかしながら、実は「フィンテック」にはこの先があるのですね。

「医療」領域とか。


そもそも、オープン技術には、金融や医療関係は非常に相性が良いと言われていたのですが、その脱皮は大変な状況で簡単に進んでいません。


この「医療」領域に、本格化した「デジタル金融技術」を応用していく構想を、西本としては「セカンドフィンテック」と表現しているわけです。


「デジタルシェルター」の基本構想は出来ていても、まだ手探りが多い状況でして、それでも「セカンドフィンテック」のコアになる技術なのです。

「デジタルシェルター」は表面的には「バックアップに代わる”データ保全”」であると説明していますが、本質は少し違うのです。


個人情報を個人情報ではない形にして、オンチェーンで処理できるようにできれば、それがデジタル情報としての本来の価値となり、その情報の解析はあたらしい事業展開の可能性になる。

どこかで聞いたことがある、政府が言っていた「デジタル資本主義」の本質は、実はこのあたりにあると思うのです。


つまり、「デジタルシェルター」はブロックチェーンの概念は使っていても、すでにブロックチェーンではないところにコアの技術を持っているのが特徴なのです。


あくまで、「暗号分散技術の進化」というところです。


DXの範囲は非常に広いのですが、この領域あたりだとインタートレードは何とか対処できそうな感じでして、頑張ってトライしているところです。

あとは形にして、証明するしかないのですが。