ブロックチェーンの限界を超えるため、処理デザインを変えたり、極めればネットワークの性能(ハードウエアとかも)を追求したりするだろう。

頭の固いヒトだと、ネットワークとブロックチェーンは関係ないだろうと言うかもしれないが、それは現実を知らない知識人(評論家)の思想だと思う。

パブリックチェーンが悪いわけではないし、業者の悪い運用が流出問題となっているだけだと、そういう話も出てくる。

それもそうだろうと思うし、パブリックチェーンを普通に使えばよい、当然、そんなことは常識的に理解している。

だが、現実はもっと厄介である。

実際に出来上がったものを見て、何でそうなるのかと思われる部分もあると思うが、その形にするにはきちんとした理由が存在する。

まだ理想に到達するには時間がかかる。

2020年から始まるであろうブロックチェーンの実装において、どの企業も色々と妥協している点が必ずある。

信用を得るために、ここは無理が出来ないのだ。

金融だし、少しのミスでも怖い。

作りたい機能は、相当先まで考えている。

正直なところ、最初からこれら想定している機能を全て実現できない。

ニーズに技術が追い付かないし、時間も沢山必要である。

特に金融機関で真面目にこの手の特殊サービスを検討しているところは、とても悩んでいると思うし頭が痛いと思う。

特殊サービス、それはキャッシュレスの本格的対応を意味している。

キャッシュレスの現在の対応目標は、インターネット(機械空間)だと思っている。

まだ、リアルの世界では非効率極まりないのだが、リアルの世界が目標にあることも事実である。

課題は時間が解決していくと思う。

10年後に気付けば、多くの便利なこれらのサービスが、ライフスタイルの中で普通になっていると思う。

1年で形にできるほど、金融とはそんな甘いものではない。

実際に前払い制の主力電子マネーの処理をみても日本独自である。

ただ、キャッシュレスの意味するところは世界共通である。

矛盾だらけの金融の中で想定されるキャッシュレスサービスを形にしていくことが重要で、評論家レベルではこれからのビジネスは形に出来ない。