優れた資金運用とは、多額の資金を運用することができるものを指す。

そして、ここが難しい。

ある程度の資金量までなら、それなりの収益を維持できると思う。

そのためにはその運用理論が通用する限界を理解しておく必要がある。

その限界を超えると、運用としてマイナス要因が勝つ。

資金運用をシステムで作るのであれば、そういう規制が必要で売買ルールを含めた設定をつくることになる。

そして、こういう考えはシステムによる資金運用だけではない。

金融全体に言えることである。

金融のシステムをつくるというのは、こういう様々な要因を理解していないと技術的に凄いものをつくっても収益にならず、結果的に失敗になる事が多い。

そして、西本が言っている「金融」とは、どういうものかについても、早い段階で話題にしたいと考えている。

金融界での強さというのは、金融ノウハウとかシステム技術ではない。

その世界で儲けられるかどうか、それだけ。

その儲ける方法を見つけ、それを他人に知られないこと、それが一番である。

さらに言うと、そういう類はシステム化されない。

だったら、優れた金融のシステムとは何なのかとなる。

西本が理解しているフィンテックとはどういうものなのかとなる。

リスクを抑え、リターンを得るものだと答えたらそういうのは現実的ではない。