それにブログの後半で話すが、AIがどんなに優れていてもそのAIが扱える資金を超えた、ヒトがコントロールする巨大な資金が存在するなら、まともに勝負した時に負けるのはAIだろう。

資本主義における力はマネーが絶対的なものであるからだ。

だから充分な資金が無いのにAIを先につくっても、資本主義の相場の世界では全く無駄ということなのだ。

その意味でAIは相場を作れないわけで、相場に従い収益化するため売買で大きく収益を出せないことになると予測している。

資本主義ではAIよりも資金力が重要なのだ。

ただAIはそれなりに良いものを持っている。

使い方次第である。

・・・等々という話をしているとなるほどと思うかもしれないが、この理屈は資本主義の理想であり、実は現実的に少し違っている。

この件はもう少し後で話題にしたい。

システムが金融の中で有利な事は何か、このあたりを理解しないでシステム絶対主義者がヒトよりもシステムが優れているなどというのは、金融の世界では通用しない事が多い。

相場を支配したい人がシステムを武器として使うのは良いが、だからといって勝てるなどと思うと、昔の西本みたいに甘かったなぁという結論になると思う。

少ない資金の時に運用で勝っても、資金が大きくなっていくと殆どは失敗する。

つまり資金量で儲け方が変わってくるわけで、相場の解析には流動性まで考えないと早い段階で限界が見えるのだ。

少ない金額で運用結果が出たというのは何の参考にもならないし、そういう話を聞いても西本としては感心が無い。