ヒトも企業も欠点なんて沢山ある。
だから得意なものを出し合って各々が補完しあう。
これがエコ××・・という概念だと思うが、それを新しいデジタル技術が仲介し、新しいサービスとして形にしていくということだ。
安心を得るための企業の知恵である。
ただ、ビジネスとして大きなサービスを立ち上げる場合はどうなるのだろうか。
この場合のサービスとはシステムが関係していることを前提とした場合だ。
必要なのは広く深くの知識である。
難しいものほど、どんどん深くなるというか専門的になる。
システムも色んな分野の専門家が参加してくるが、各々が狭く深くの分野であり、範囲も広い。
それを結合していくのが難しい。
特に日本の場合は難しい。
なぜ難しいのか。
大きな理由として考えられるのは、経済というか基本的な文化が違う。
システムが先に作られていて次に業務(サービス)となる場合が多いが、目的が何なのかという点で海外とギャップが出る。
何となくだけで、日本は組織依存というか大規模で総合的に何でもやりたいという概念がある。
ちょっとした社会主義的なものだ。
海外の場合は良くも悪くも組織よりも個人が中心で、何をしたいのかの意思が明確にあり、かつ個性が出てくるし玄人も多い。
米国だとサービス(というか、世の中の課題、その解決法)を考えて、それに合わせてシステムデザインを考えるケースになる。
何のためのシステムなのか、そのあたりもよくわかる。
ブロックチェーンというのもレイヤーという概念に分かれていて何をするべきかが整理されている。
そういう組織ではなく、方法が整理されているのが海外である。
多分日本はまだ経験が浅いだけなのかもしれないが、やはり新技術についても海外が先行していると感じる。