この労働問題というのは単純ではない。

日本では労働はデフレ傾向(といっても、特殊システム系や高度技術系はインフレ傾向なので、貧富拡大が正しい)だが、海外、特に新興国ではこの部分はインフレ傾向である。

為替の変動要因を考慮したとしても、海外からの労働者受け入れのことを考えたとき、インフレ要因は残っている。

今はインフレが望ましいなど、誰かが言っているのだが、インフレ傾向になると、それはそれで困ることも多くなりそうだ。

紙幣は物の価値を小口化できるツールでもある。

そして、それにより決済を行うツールとして非常に優れたものである。

しかし、紙幣を扱うには、手を使う作業が多いことも事実である。

手間であり、コストである。

労働者の高齢化にともない、頭の働きが弱くなる(アルツハイマーなど問題)ことは避けられず、広域の経済圏において、計算能力の劣化という問題が出てくると思っている。