マネーは経済に使うものではなく、老後の生活を維持するための貯蓄のような概念がいつの間にかでてきた。
バブル後の日本の財政に不安を感じていることも事実だろう。
ただ、ここで矛盾がでてくる。
円紙幣は日銀が発行しているが、そのバックボーンは日本GDPである。
国民総生産というものである。
これが維持できなくなるとか、下がっていくような事になると、どうなるのか。
近年の日本はデフレ要因が継続していることより、その意味では貯蓄は正しいのだが、経済が活性化されない中で円の発行、つまり流通はどうなるのだろうか。
そして、人口の減少と高齢化が労働力の不足を招き、これらの不安を後押ししている。
労働力の問題とは、頭で考える知的なものよりも、人の手に該当するような製造力とか作業に該当するものが不足していることが重要に思える。