運用のプロほど売りから入ろうとするし、それは特性として正しいと思う。

ただ、相当なリスクを理解しなければならないので、リスクを収益化するというのは、そういうリスクの把握という難しさがあるわけだ。

しかし、こういう時代においても、売りから行える環境が十分に整備されていない場合も稀に存在する。

新しいマーケットが、そういう買主導であることが多い。

昨年の仮想通貨あたりがそうだ。

結果的に、売り手不在の中で、買い手のバブルが発生する。

バブルの状態とは、正常な人の思想からみると異常に見えるわけで、それを放置することは許せないと認識される。

バブルとは、そういう一方通行しかない環境で起こりやすいのだが、その一方通行の環境が双方向通行(に整備された)になったとたん、プロによる価格の是正が短時間で起こる。

バブル崩壊というのは、こういう環境の整備による人為的要因が殆どだと西本は思っている。