1991年12月にソ連のゴルバチョフ政権が崩壊し、事実上政府の崩壊、そして世界を二分した大勢力の片割れであるソ連社会主義も崩壊した。

だれがこの社会主義の崩壊を予測しただろうか。

そして、その時に言われたのが、資本主義もいずれは崩壊するであろうということだった。

ソ連崩壊からすでに25年が経過している。

その間、資本主義の根幹である金融マーケットも危機が何度かあった。

だが、その都度、各国の努力というか、協力により何とか立ち直ることができたわけで、それだけ生命力があったのだろう。

つまり、社会主義と違っていたのは、協力体制が国際的に存在していたという部分だ。

これを自然治癒力とでも表現すれば良いのだろうか。

マネーが無くなれば、それをどこからか補充する。

そういうものが金融ロジックを支えていることも事実だ。