上場不動産業者の破綻で、
金融機関の融資姿勢は
慎重になっている。
昨年12・13ショック後のS行も、
ほとんど積算法での評価となっている。
その他金融機関も従来通りとはいえ、
不動産評価を収益性からの観点より、
現時点の土地と建物の合計評価のみで
算出する手法は、
経済原理に逆行している。
まるで私共不動産業者の「査定」と同じである。
その意味では、
現時点の不動産価値を出すのは簡単であり、
融資評価は想定しやすくなった。
しかし、それで良いのだろうか。
金融機関に対して求められる長期融資は、
特に収益マンション融資は、
事業性を重視した
将来受け取ることができる果実を、
それこそ「積算」した評価であるべきでは。
諸問題のある今だからこそ
収益還元法での評価を期待したい。
いまさら聞けない融資の常識50考/高橋 俊樹

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