なんでもかんでも『特認』なんです。 | いってつの適当なMotor Sports ブログ

GTに対する苦言 第2回目です。


重量でレースを操作しているという話は前回しましたが、今回は、なぜそういうことが起こったのかということについて。


その前に、知っておいてもらいたいのが

GTは『なんでもアリ』な車作りをしているということ。


『特認』というやつです。


GTにも、車両規則というものが当然存在します。

まぁ、スポーツですから、そのスポーツに使う道具に決まりを作るのは当然なのですが。


実際には、特認車両ばかりです。

つまり。

企画にはあってないけど、この車使ってもいいよと、競技委員会側に認められればその車は使用できてしまうわけです。


特認車両の多いこと多いこと。

これでは正直、スポーツなんて成り立つわけないですよ、はじめから。


で、特認車両のことをなぜ書いたかといえば。

この特認制度こそ、08年のGTを複雑化し、馬鹿馬鹿しいものにした最大の原因だからです。


そして、もうひとつの大きな要因として。

GTの09年車両規則の問題がからんできます。


そもそも、09年の車両規定(以降、『09規定』と表記』)とは・・・。

簡単にいえば、開発コストを削減するために、09年から、共通の企画にしましょうということです。


① 車両寸法の標準化


② 駆動方式はFRのみ


③ エンジンは 3.4L V8エンジン


大まかに言えばこんな感じです。



本来なら、09年から施行される・・・・はずでした。


・・・ところが。

ここである出来事が起こります。


日産 GT-R GT参戦


確かに、GT-Rは兼ねてから日産の、いや、レースの象徴のようなもの。

それがレースシーンに復活すれば、集客もよくなるはず。


ところが。

ここである問題が出てきます。


本来、GTの車両は2年間使用しなければならない

という決まりがあるのです。

08年シーズンは、その2年目にあたる年でした。

まぁ、車両寸法など08年の規定にあわせたマシンであったのなら問題はなかったのですが・・・。


1年しか使えないならもったいないので、ということで・・・

GT-Rは09規定を先取りした車両で参戦することに。


09規定では、車両高は量産車より圧倒的に低くできるので、コーナリングで有利になる反面、車幅は広くなるのでストレートスピードは遅くなります。


が・・・・。


日産には、09年企画に対応できるエンジンはありません。

というか、今年は08年なので、すべてを09企画にあわせる必要はない、ってわけで・・・。

エンジンは、07年にZで使っていた 『 V8 4.5L 』のエンジンを載せてきたわけです。


大排気量でトルクがあるエンジンを使えば、09規定で幅広になったために失われた空力による速さを取り戻すにあまりあるはずです。

なおかつ、低重心でコーナリングに優れたマシンとなれば・・・。


GT-Rが圧倒的に有利なのは誰から見ても明らかです。

ていうか、もうこの時点で『茶番』意外のなにものでもありません。


誰もがわかるこの構図。

しかも。


前年に圧倒的に速かったNSXには SC GT-Rより50kg重量上乗せ


なのに


圧倒的優位なGT-Rはノーハンデ。


で、さすがにこれでは『茶番』だとすぐにバレてしまうので・・・。

開幕2戦の平均ラップタイムから算出し、車両能力を均等にするようにウエイトを設定する

ということになったわけです。



それにしても。

すべての元凶は

簡単に認められてしまう特認

ルールはあるはずなのに、それが全く厳格化されずに、まるでフリーのように『特認、特認、特認』・・・。

特認車両はGT-Rだけではなく、NSXだってエンジンのシリンダーは強化された特認品だし、SCも企画外の特認パーツを使用しています。

GT300だって、特認車両のオンパレードみたいなものです。


こんなこと、日本くらいなもんじゃないんですか・・・?

スポーツって、決まりがあるからスポーツなんじゃないんですか?

海外のモータースポーツって、こんなになんでもかんでも例外が認められるんでしょうか。

知っている方がいたら、ちょっと真面目に教えてほしいです。



さて、ところで。

09規定なんですが。

この規定ができたのは、07年度の秋頃のことだったような気がします。

各メーカー話し合いの元でこの企画は決められたと聞きますが。



なにを考えてんの・・・?としか言い様のないことになっております。



・・・それはまた次回に書こうと思います。



※ 僕の考えに対する、皆さんの意見をいただければ嬉しいです。もちろん、否定的なものも歓迎します。

皆さんのいろんな意見を聞いて、自分もまたいろいろと考えたいのです。