2009.2.9
両者デビュー戦。吉田俊介は1990年生まれの18歳。前川秀樹も20歳。若い力のぶつかり合い。吉田は緊張の面持ちで入場。一方、前川はサングラスに日焼けした肌。まるで世界タイトルマッチかというアゲアゲの入場。駆け付けたファンの声援もタイトルマッチクラス。吉田は明らかにムカついて赤コーナーから前川を睨みつけている。前川のお祭り騒ぎは一向に収まらず、リング上から客と大声で会話をする始末。こんな選手、他にも約1名いたなあ・・・。三谷会長も大声で抑止している。この対照的なデビュー戦対決はどんな結末を迎えるのか。
開始ゴングと同時に果敢に走り込んで攻勢した吉田だったが、ガード無視の撃ち合いの中、前川のパンチがヒット。吉田の腰がストンと落ちる。立ち上がったものの、ダメージはありあり。前のめりで前川に身を預けるような格好でパンチが出せない。そこに前川が振り回し、吉田二回目のダウンと同時に宮田サイドからタオル投入。前川、デビュー戦は1RKOで飾った。歓喜の前川。涙も見えるがすぐさまひょうきんなしぐさで観客にアピール。まるで自身の弱さを隠すかのようなその仕草。予測であるが、この選手もボクシングに何かを託して頑張ってるんだな・・・・。そう感じだ。悔しい吉田は、ダメージが深刻で、なかなか立ち上がれず。プロデビュー戦は、まず8オンスのグローブの威力に戸惑うもの。普段うけている14オンス+ヘッドギアで受ける衝撃とは比べモノにならない。しかしそれは次第に慣れていく。この悔しさをバネに、プロ初勝利に向けて再び頑張ってほしい。
それにしても、三谷会長。やんちゃな息子を持ちましたなあ・・・・。
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