2009.2.9、後楽園ホール、トクホンダッシュVol.76
本日の第一試合。午後5:45分。後楽園ホールの客はまばら。ほとんど客は入っていない。定刻通り行われる試合のリングに二人の若者が上がった。
中胡貴之(セレス)と竹内護(ヨネクラ)。
名もない彼らが、昨年2008.11.18、対戦していることをホールのどれだけの人間が認知していただろうか。
デビュー戦顔をあわし、4Rドロー。共に1戦1分。今日はその再戦ということになる。念願の初勝利を手に入れるのは果たして中胡か、竹内か。
中胡は両手を同時に出すジャブ?があり、竹内も戸惑う。竹内のほうがボクシングとしてきれいにまとまっている印象。攻めあぐねていた竹内だが、中盤からしきりにだしていた右アッパーから左フックのコンビが後半当たりはじめ、ペースをつかむ。中胡は変則パンチで頭を前に出して竹内を押し込むが有効打はなし。終始練習してきたコンビを打ち続けた竹内が粘り勝ち。終了のゴングと同時に精魂尽き果て、コーナーに座り込んでしまったが、勝利のコールを聞き、歓喜!念願のプロ初勝利をあげた。おめでとう。
何度観ても、プロ初勝利の笑顔というものは、本当にいいものである。この表情を見るたびに、人間ってやっぱりいいよな・・・と感じる。いつまでもこの気持ちを忘れずにいてもらいたい。
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