アマゾンプライムでマレーシア映画『タレンタイム~優しい歌』を鑑賞しました。
『タレンタイム~優しい歌』
監督:ヤスミン・アフマド
2009年製作/115分/マレーシア
『タレンタイム~優しい歌』公式HP
マレーシアは、マレー系、中国系、インド系などの人達で構成される多民族国家。
当然、学校にも様々な民族、宗教の生徒が集まります。
社会の縮図ですね。
内容は、音楽コンクール「タレンタイム」に出場する生徒たちを軸に展開する、多民族国家ならではの青春群像劇。
ちなみに、撮影場所はイポーだそうです。
ここからは映画とあまり関係ない話になるかも。
マレーシアは、私にとって特別な国。
約25年前に、5か月近く滞在した場所。
映画の中の高校生の制服が懐かしくて。
マレー系の女子は体の線と髪の毛を隠すようなデザイン、中国系やインド系の女子はジャンパースカートのようなデザインで、色もデザインも当時のままって感じでした。
当時、時々街中で高校生たちに出くわしたりしていたけど、それぞれ同じ民族でグループになっていたように記憶しています。
学校では、どんな感じで過ごしているんだろうと思っていたので、この映画で答えが得られてちょっとすっきりしました。
おそらく、普段はあまり表に出ない民族間の壁も、何かあれば突然立ちはだかるんだろうなと想像していたけど、まあ映画でもそんな感じで描かれていたかな。
もちろんお互い尊重し合っているとは思います。
それぞれの民族のお祝い事が、国の祝日になったりしてるし。
マレーシア滞在中の時のこと。
インド系の祝日に、たまたまちょっと困りごとがあってマレー系の友人に連絡したら、「今日、インドのお祭りね。インド系の友達の家でご飯食べてるよ。おいしいよー」みたいなことを言ってたので、仲良くやってはいるんですね。
他民族国家は多言語国家でもあります。
映画では、マレー語、中国語(たぶん広東語)、インドの言語(タミル語らしい)、英語が飛び交っています。
(英語は第2言語として位置づけられているはず)
実際そうだったなぁ。
『タレンタイム~優しい歌』は、じんわりと静かに心に沁みる映画です。
音楽のお陰でさらに胸に響きます。
音楽は、マレーシア人のピート・テオ(Pete Teo)が作曲した「I Go」「Angel」「Just One Boy」が使われていました。
どれも好きだけど、私は特に「I Go」が好きかな。
『タレンタイム~優しい歌』予告 I go ver.
マレーシア映画、もっと見たいけどなかなか日本では見られないのが残念でなりません。
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では、また。