先日、朝からまあまあの頭痛が起きていた。
ガンガン痛くて動きたくないと言うほどではなかった。ということで、まあまあの頭痛。


その日は、電車移動の日。
いつものように読書をしていたけど、痛みのせいで目で字を追うのが徐々に辛くなってきた。
 

イギリスロンドンウエストアクトン駅


そこで、森下典子さんのエッセイ『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせー』のエピソードを思い出して実験してみることに。

そのエピソードは、130頁から始まる「地下街のせせらぎ」という章にあります。

読了したばかりで良かった。
記憶力に問題のある私の脳にも、割とちゃんと残っていたみたい。

 

 

 

エピソードを簡単にご紹介します。

森下さんが酷い頭痛に襲われた時に、一軒の甘味処に入り、注文を済ませた後に頭を抱えて席にうずくまった時のお話しです。


131頁から引用しますね。

そのとたん、騒音がふぅーっと遠のいた。静寂の中に、引きずり込まれるような感じがした。ちぎれそうなほど張りつめた頭の神経に、岩清水がチロチロチロチロとしみ入るような快さがあった。目の奥のもつれた神経にも清水がしみわたり、ときほぐしてくれるのだった。あまりの気持ち良さに、私はしばらく目を閉じたままでいた。


この後5~10分ほどで、頭痛が消えていたんだそう。
そして、帰る段になって、チョロチョロと水が流れている「つくばい」があることに気づいたんだって。
 

葉の上の水滴

 

で、私はガタンゴトンという電車の音しか聞こえない状況だったので、実際行ったことのある自分の好きな場所を数ヶ所、目を閉じてイメージしてみたんです。
もちろん音付きで。


以下の場所を順繰りにイメージしていきました。
臨場感に浸りながら。


妹が住むニュージーランドの家の庭。
風と日差しが気持ちよく、鳥の声も聞こえてくる。


ニュージーランドのビーチ。
心地よい風。波の音。人が楽しく遊ぶ声。


マレーシアで住んでいた場所。
南国の鳥の合唱。ジャングルの木漏れ日。


マレーシアの遠浅な海とビーチ。
波の音。温かい砂の感覚。


私のサロンの庭の滝。(下の写真)
滝から流れ落ちる水音。風が木々を揺らす音、そして鳥の声。
 

心理セラピスト長沼美恵

 

開始直後は、「頭痛がなくなるのは無理かな」なんて思いが頭をよぎったり。



ところが、少し経つと体の内側がゆるんできて、心地よさが体に拡がっていったんです。
「ほわ~。ほぐれてる~。気持ちいい~。ラク~。」って感じ。

 

時計を確認していなかったので、どのくらいの時間やっていたのか定かではないけど、5分くらいかな?
半信半疑で目を開けたら、いつの間にか頭痛が消えていた。ビックリ!


目を閉じていても痛みがなくなったことはわかるはずなんだけどね。
この時は目を開けるまで信じられないと思ってたような気がする。

 

青空と雲

 

ワハハ~大成功♪
森下典子さん、ありがとうございます!


この日、頭痛が戻ってくることはありませんでした。


この時は、色んな偶然が重なってうまくいったのかなと思うけど、痛みから解放されたんだから結果オーライだ。


毎回成功するかは謎。
だけど、次回も試してみるつもり。

それと、頭痛じゃなくても使えそう。不安が大きくなった時などにね。
 

日の出

 

エッセイ『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせー』は、素晴らしい本です。


先日アマプラで映画を見てから、原作があるのを知って急いで買ったんだけど、いやぁ買ってよかった。
続編があるので、今到着するのを待っている状態です。


 


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