「今の世の中に合わない人の方が正常なのかも」というニュアンスのツイートを見て賛同したことがあります。

 

 

 

現代は、トラウマティックな社会なのだそうです。

そんな社会は罪悪感や自己否定感を生みやすいらしい。

 

それを肌で感じている人がたくさんいらっしゃるかと思います。 

 

 

生きづらさを感じるのって、もしかしたら至って普通なのかも。

現代社会に合わなくても、悲観的になる必要はないのかもしれないですね。

 

 

とは言え、合わないまま苦しむのもちょっと…。

 

 

上海の田子坊観光

 

 

 

---津田真人『「ポリヴェーガル理論」を読む からだ・こころ・社会』星和書店---より引用してみます。 

後期近代(※)のリスク社会は、日常の至るところに広い意味でもトラウマティックな出来事を偏在させているかのように思われます。

個人化の力学によって、バラバラに細分化された砂粒(※)たちは、もはや互いが互いの他者1人1人をも、コントロール不能な脅威として、(時には圧倒的な)無力感において、体験しなければならなくなったとすらいえそうな状況です。

あたかも、 生きるというただそのことが、ますますリスキーでトラウマティックな営みとして感じられているかのように。

1人1人の身体は、今やまさしく、前期近代の能動的な有力性の身体(労働という富の源泉!)から、後期近代の受動的な脆弱性の身体(生老病死というリスクの源泉!)へと変身してきました。

(読みやすいように私が勝手に改行しました。)

 

 

ごく一部を抜粋したのでわかりにくいですよね。補足します。

 

(※)日本では、戦後の高度経済成長期までは前期近代。その後のバブルを経て現在の成熟と停滞までが後期近代と言われています。

(※)自由も平等もない、1人1人徹底的に砂粒化された我々個人の比喩表現です。

 

 

 

 現代社会は、自分では気づかないトラウマティックな出来事が至る所にあるってことですね。  

対人恐怖もあって然るべきことに感じます。しかも生きること自体がトラウマティックって!

 

ひきこもりの人が多いのも頷けませんか?

パニック障害やうつ病も然り。

 

 

何だか、世の中を呪いたくなっちゃいますよね。

 

 

でも大丈夫! 

 

 

庭の草花

 

 

 

ポリヴェーガル理論の提唱者であるポージェス曰く

トラウマの核心は、それを引き起こした”出来事”そのものよりも当人1人1人の中で起こる”出来事への反応”の方にこそあるのです。

だそう。 

 

 

自分が整っていれば、それほど深刻にならずに楽に生きることも可能ってこと。

社会がどうであれ、自分が安定していればネガティブな反応は減るはずです。

 

 

キーワードは神経系です。

---浅井咲子『「今ここ」神経系エクササイズ』梨の木舎---より引用します。

神経とのつきあい方=自分とのつきあい方ということです。
神経を調整できるようになると「今ここ」に集中できます。「今ここ」度が上がるほど人生は快適なものになります。

 

 

それと、手っ取り早いのは、まずは丹田に自分という意識を下ろすということです。

神経系に作用するかはわかりませんが、かなり落ち着きます。おすすめです。

 

 

 

 

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ゆんわりタッチとストレスクリア

 

長沼美恵(ながぬまみえ)

 

 

 

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