最近さぼりがちではありますが、
マインドフルネス瞑想を時々している私。
マインドフルネス瞑想は、
テレビでも紹介されるくらいですから、
ご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。
私の場合、
マインドフルネス瞑想を行っていると、
固くなっていた胸の辺りが緩むのを感じます。
胸の辺りが硬くなっている時は、
大体、不安感があるときだと思います。
なので、気持ちも明るくラクになってきます。
私の中ではベストな瞑想法です。
では、マインドフルネス瞑想とは?
マインドフルネスの語義として、今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることであるとか、特別な形で、意図的に、評価や判断とは無縁に、注意を払うことであるといった説明がなされることもある。
マインドフルネス(mindfulness)という用語は、パーリ語のサティ(sati)の翻訳であり 、サティはいくつかの仏教の伝統における重要な要素である。近年の西洋におけるマインドフルネスの流行は、概してジョン・カバット・ジンによって起こされてきたと考えられている。
--引用元:Wikipedia
人は、未来を憂い、過去を悔やむものです。
これ、無意識にやっていると思います。
故に、今この瞬間が疎かになっています。
パニック障害の人は、
起こるか起こらないかわからない未来のコトに対して
不安や恐怖を感じています。
これが予期不安です。
経験者なので、よ~くわかります。
脳内に目を向けると、
扁桃体が常に興奮している状態らしいです。
自分でも、脳の中がおかしなことになっているなぁと
予期不安のときに感じていました。
扁桃体は、
恐怖や不安を感じると活性化します。
この活性化することを闘争・逃走反応と言います。
そして、
活性化し続けて扁桃体が震え続けることによって、
何もストレスを受けていないのに、
不安を感じるようになってしまいます。
これが続くと、うつ病になる可能性が高くなるそうです。
パニック障害の人がうつ病を併発しやすいというのは、
そういうメカニズムなんですね。
ということは、
パニック障害やうつ病の人は、
今が疎かになっているということですね。
そこで、
マインドフルネス瞑想の出番です。
今この瞬間に起きていることだけを経験することが重要です。
マインドフルネス瞑想を行い続けると、
扁桃体自体を縮小させていって、
闘争・逃走反応が起きにくい脳の構造になるそうです。
詳しいやり方は、
書籍も出ていますし、
ネットでサーチすれば出てくるかと思いますので
ご自分でお調べくださいね。
私のやり方は、
今この瞬間に五感で感じるすべてを同時に感じます。
呼吸
エアコンの音
犬の吠える声
座っている椅子の感覚
体の中の固さ
等々。
雑念が湧いてきたら、湧いてきたことに気づいて
深入りせずに流します。
そしてまた五感に戻ります。
こんな感じで、トークセッションを受けてくださった
クライアントさんに誘導したことがありました。
終わった後、クライアントさんが
「雑念が湧いてくるから消えろと思っていた」
とおっしゃって…。
これまでの瞑想は、雑念を消すためのもの
というイメージだったのでしょうね。
自分の誘導と説明の未熟さを感じました。反省。
自然に湧いてしまうものは仕方がありません。
制御不能です。
消えろと強く念じても消えないと思います。
瞑想の時の雑念・思考は、気づいたらスルーです。
そして、今感じることだけに集中です。
わざわざ瞑想しなくても、
今この瞬間の経験を純粋に感じることはできます。
たとえば暑さや寒さなど。
ほとんどの人が、暑いと思った瞬間に、たくさんの解釈をつけると思います。
「暑くてイヤだ」
「暑いとまたパニック発作が出る」
「暑くて息苦しい」など。
じりじりと肌に当たる太陽の熱を何の解釈もつけずに感じてみると、
不思議と暑さを感じなかったりします。
実際に試したら効果ありました。
瞑想は万人向けではないけど、
これならどなたでもできるんじゃないかな。
あなたの心と体の調整をお手伝いする
心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)
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