さて、明日は日食です。
と同時に夏至です。
昨今では日食についてはスピリチュアル的に、そして占星術師的に様々な解釈があると思いますが、古代の人はどう考えたのか?思いを馳せてみたいと思います。
参考文献はこちら。
(寝る前に好きな章を選んで読んだりしてます。何度も味わえる一冊。)
「黒い太陽」の章が参考になります!
日食はその壮大な天体現象であるがゆえに、
多くの神話にも出てくるのですね。
日本の「天の岩戸」も日食の描写的です。
なんぜ、太陽の象徴の神様が光を閉ざしてしまわれるのですから。
北欧では魔物が光を飲み込んじゃうのが「食」、っていうお話もあるとか。
昔の人は日食や月食のメカニズム、いつ起こるかわからなかったわけだから、そりゃ光が閉ざされるって恐怖以外の何物でもなかった・・・だろうねえ。
というか、いつから私達は「日食」のメカニズムを知っていたか・・・ってことになりますね。
ストーンヘンジのお話は「七不思議」的なテレビの特集でもよく取り上げられていたのでご存じの方も多いかな。
ストーンヘンジは北東-南西に向いており、至点と昼夜平分点に特段の重要性が置かれたのだと考えられている。例えば、夏至の朝には太陽はヒールストーンの付近から昇り、太陽の最初の光線は馬蹄形の配置の中にある遺跡の中央に直接当たる。このような配置は単なる偶然では起こりえない。
1963年に英国生まれの天文学者ジェラルド・ホーキンスが『ネイチャー』に論文を発表、1965年にStonehenge Decoded(解読されたストーンヘンジ)を出版したことにより大きな議論が起こった。ホーキンスは、月と太陽に基づく数多くの天文学的な配置が見られると主張した。また、ストーンヘンジは日食を予測するために使われた可能性があると主張した。
Wikiより
↑これを参照すると、えっ!ストーンヘンジって
>考古学者はこの直立巨石が紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたと考えている。
というわけなので、当時から古代の人は日食のメカニズムを知っていたのかもしれません。
占星術的には、どう解釈されてきたんだろう。
占星術の詛、プトレマイオス著の「テトラビブロス」によると
- どこで食の影響が現れるか(よく見える場所)
- 食が起こるときの星座の支配する地域
- 食の継続時間(光が欠け始めて、戻るまでの時間)
- いつから食の影響がはじまり、いつ顕著に現れるのか?
などなど色々、さまざまな角度から日食を評価する、という感じ。
わかりやすいものでは、「一年のうちいつ起こったか?」によって影響が変わるという分析方法。
例えば、明日の日食は「夏至」で起こります。
夏至の頃の日食は、収穫全般、およびエジプトではナイル川の氾濫を表したとか。
その季節と関わる動植物に「なにか起こる」って考えたんですね。
もちろん何座で起こるのか?というのも重要で、例えばおとめ座で起こる日食は、その「乙女座の羽を広げた乙女の形」から、「食用の鳥」に何かが起こる、と考えたとか。
そして、今回は蟹座で起こる日食なので「蟹座」が象徴するものに対して「なにかが起こる」と考えるんですね。
女性、水、月、多産、胸、大衆的、懐かしさ、育成、安心、保護
ふーん。なるへそ。
これはあくまでも歴史上「こんな風に考えたみたいだ」ってことの解説で「なんか起こるよ」と私はあまり思っていません・・・(それとこれとは別です。)
はい。
いずれにせよ、古代の人は日食=不吉なものとして恐れていたことは確かです。
私はどちらかというと日食に関しては、錬金術の世界観がぴったりきます。
タロットで説明するとわかりやすいのですよ。
日食っていわば、
この死神から太陽へのプロセスだと考えます。
死の後に訪れる「再生」の太陽なのですよね。
日食というと「光が閉ざされる」ってだけではなく
「一旦閉ざされたものが再び光取り戻す」
ってことですから。
天岩戸っぽい。
そしてね、実はこの三枚には共通点があってね。
みんな「赤い羽根」つけてるのさ。
赤は生命力の証。
羽は自由の証。
生まれ変わりを表しているんですね。
サナギから蝶へって感じなのかな。
そして、ヘルメス思想という世界観では、食のときには
「あの世とこの世をつなぐ門が開く」とされてきたとか。
あらら。おのずと。
この本のお話になっちゃいましたね。(図ってないよ図ってない。笑)
この本も「あの世とこの世をつなぐ絆」を取り戻す本だもの。
最初、5月発売だったんだけど6月発売になったのは、こういう宇宙のはからいがあったから、と思っておこう。
明日の日食が皆様にとって、羽を広げ、更に「軽やかに」なれる日となりますように。
お読みくださいましてありがとうございます。
まゆちん
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