こんばんは。まゆちんです。さて”小惑星キロン”ネタが続いておりますが。キロンは土星と天王星の間を回っている小惑星で、土星と天王星をつなぐ架け橋のようなものだよ、と言うお話をさせていただきました。
これまでの時期ふりかえりです。↓
<キロン関連記事です>
カイロン(キロン)という小惑星は不便な吉星!?
キロンは、土星と天王星の架け橋となる小惑星
そして、キロンが”天王星に縁がある説”は、ギリシャ神話にも見いだすことができます。
キロンのモデルとなったのはケイロンという賢者です。
ケイロンは、クロノス(ゼウスのお父さん)と、不倫相手のニンフの間に生まれた子供でした。
不倫というか、無理やり・・・ニンフを追いかけて、追い詰めて・・・(おいおい)な感じもあり、それを証拠にニンフちゃんはクロノスから逃げるために馬に変身して逃げたのですが逃げ切れず・・・!?ケイロンを身ごもるのです。
その影響もあって、ケイロンは下半身が馬、上半身が人間の姿で生まれます。母であるニンフは驚き、ショックのあまり菩提樹になってしまうのでした。
いやいや、生まれ落ちたケイロンの立場はどないやねん!ですよね。お母さん自分が生まれたことにショックを受けて菩提樹になるって・・・悲しい出来事です。
そういったことから、ケイロンは生まれ持って、魂に傷を負うことになるのです。生まれた瞬間に親を失ったのです。
しかし、他の神々に手厚く育てられ、高尚な教育も受け、賢者に育ちます。感謝したケイロンは自分も後輩たちに教育をするべく教師となり貢献していきます。勇者も育てますしね。
だがしかし!ここでめでたし、めでたし・・・ではありませんでした。
弟子であるヘラクレスの争いに巻き込まれ矢が刺さり、負傷してしまうケイロン。しかもその毒矢でした。
ケイロンは神様の血を受け継いでいるので不死身・・・です、がそれが帰って彼を苦しめます。毒が全身に回り、苦しいけど死ねないのです。苦しんだケイロンは自分の不死身の能力をプロメテウスに譲るので、天に上げてくださいとゼウスに懇願するのでした。
そして、ケイロン(キロン)は、天に召され射手座になったのです。
プロメテウス出てきましたね。ここが天王星と関係あるポイントです。
一般的に天王星の神といえはウラノスなのですが・・・天王星は1781年に発見された新しい星なので「どの神様を関連づけるか?」という説は一つではないのです。
アメリカの哲学者・リチャード・タルナス博士は、プロメテウスこそが天王星にふさわしいと主張しているのですよ!(これは以前鏡リュウジ先生の講座でお聞きしました。)
神話的に考えてもイメージが合うのはプロメテウス。ケイロンは不死身の能力を託したのはプロメテウスだったわけですから。。。
さて、ここから私たちはどんなイメージを日常の気づきとして活かしていけばいいのだろう、ということですよね。
私が思うに、土星という自分の限界、これまでの自分の中で当たり前になっていた何かを突破して、より革新的な成長を遂げていこうとするとき、キロンが教えてくれることがあるような気がしてなりません。
また、土星という「骨組み」を手に入れてこそ、大きな飛躍(天王星)が可能になるとも思います。そこでも架け橋になるのは傷と癒しの星キロン流れ星なのではないでしょうか?
キロンは、確かに自分の傷をみちゃうポイントでもあるので「不便な吉星流れ星」といわれるのかも。でも吉星なので、そこに幸運の要素があるわけですよね。
キロンリターンな私は興味津々なのです。
ふむふむ。
さて、今日は眠たくなってきたのでここまで・・・またボチボチ書いていきますー。
まゆちん