「言葉が人生を変えるしくみその最終結論」は最高に明快な魔術書っ！

こんばんは！まゆちんこと、かげした真由子です。私が待ち焦がれていた、Qさんこと石田久二氏の新刊！

「言葉が人生を変えるしくみその最終結論」
 

一気に読みました。今日はそのレポ！

タイトルがとっても好きです。

 
読み終えた感想を一言で言うと、「小気味が良すぎる！」でした。著者のQさんとは１年間音楽仲間としてのお付き合いがありつつも、セラピスト仲間（とある師匠の養成講座の同期生）でもあり、著者としての大先輩でもあられます。

というわけで新刊が出るのを心待ちにしていたのでした。

そして一気にテンポよく読み進められる内容でした。

スピリチュアルの本ってどうしても「主観」で書かれることが多いと私は思うのですが、この本は、Qさんの単なる持論でもない、スピリチュアルだけどそれだけでもない、且つ、豊富なエピソードもあるし、心理学だけでもない、ファンタジーでありファンタジーでもない。

左脳と右脳のシナプスがピキピキーーーっと小気味よくつながる感覚が得られた一冊でした。
 

主観と客観を行ったり来たりしながら、タイトル通りのことが述べられている一冊でした。

帯の部分の言葉もかなり好きです。↓

言葉は神と共にあった。

言葉は神であったーーーー

タイトルにもなっている「言葉」というのは人間特有の左脳的なもの。言葉は私が扱う占星術やタロットの世界でも分断する、「制限する」という働きを伴うものです。
 
 
タロットに出てくるシンボルでは刃物である「剣」に例えられるのだけど、まさに言葉には、物事を切り分ける作用があるのです。
 
 
本の中でも、
 

言葉を獲得することによって、「あるがまま」の世界は急速に切り分けられ、独自のフィルターを通した、独自の「世界」をつくりあげていったのです。
 

と説明されています。
 

一見、物事を切り分ける言葉は、想像力が重要とされる願望実現とはかけ離れたエネルギーに思われてしまうのだけど、この刃物的作用がなしに、人は選択することも、決断することもできないのです。
 
 
つまり、言葉は、とてもパワフルな代物であり、願望実現や人生の舵取りをして行く上で私はとても大事なものだと思っています。
 
 
私たちが使える一番身近な魔術は、言語化なのですから。
 
 
ですから、私風に表現すると、この一冊はまさにリアルな世界で生きるための魔術書だと思いました。しかもとても明快な！
 
 
「最終結論」というタイトルにふさわしく、Qさんが本の中で取り上げるエッセンスは、ミルトン・エリクソンから村上春樹、マカロンから再決断療法、矢沢永吉さんまでに渡り、著者のファンタジーだけに収めていないところが、個人的にとても引き込まれるのです。

言葉で人生を変える仕組みを本の中では、
 

言葉による認識で世界を切り取る
→それしか見えなくなる
→それが私の世界になる
 

と、とても理論的に、且つ心躍る表現で語られています。言葉を使う私たちの職業の人はもとより、人生を変えるヒントを知りたい人は必読でしょう。
 
 
ちなみに、私は、願望実現や引き寄せには、男性性と女性性のバランス、突き詰めると両方の統合が必要だと思っていて、まさにその統合された書だと感じました。
 
 
男性性は理論的な説明や、問題解決の手法を求め、女性性は夢の描き方や可能性を広げること、心地よくあることを求めます。
 
 
どんな人にだって、一人の人間の中に男性と女性はいて、この二人が仲良しだと現実化が早い！
 
 
「あんなんもいいなーこんなんもいいなー」と夢をどんどん広げ、ともすればカタチにすることを忘れてしまうほどに酔いしれるのは女性性。それに対し「じゃあ、あんたの夢を俺が叶えてやるよ」と腕まくりをしてくれるのは男性性。この両者が一人の人間の中にいて、ようやく現実がは起こると考えます。

 とか考えながら読み進めていたら巻末のコラム（小田編集長さまとQさんの対談！！）で「男性性と女性性と引き寄せの関連」について、とっても興味ふかい内容が！！！
 
 
女性は、「一にして完全」な存在であり、だからこそ「一にして完全なもの」を受け取れると述べられてます。
 

と！

確かに、古代文明のカタカムナの世界観の中でも女性は一人で完結できる、自家発電できる性といわれるし、うなづけます。
 

てことは女性であるあなたがこの本を読むことで、ほどよく男性性が取り込めるかもしれないよってことでもあります。

 
 
本の内容の中で私が一番好きなくだりは、やっぱりQさんの実際の口癖でもある143pあたりの、三文字の使い方。

「○○○」

 
Qさん自身もこの三文字を「この魔術を使わない手はありません。」と書いているぐらい！ほらやっぱり魔術だ！（笑）
 
 
スピリチュアル通も、心理学好きにも、魔術好きにも納得だらけの一冊。
 
 
このブログをご覧いただいている方は、タロットを学び中、好きな方が多いと思うのだけど、誰かの人生に言葉で魔術をかける役割には違いないので、この本は必読ですよー！

９月１日には書店に並ぶそうです！