沢山の方たちからコメントやメッセージで励ましのお言葉を
頂いて、本当に感謝しています。
反対に私の方は、余裕もなく、同じく病と闘っておられる同志
の方々のブログに、あまりコメントもできずに申し訳なく
思っています。
いよいよ今日から、服用スタートです。
昨日、先生より様々な確認事項についてお話をされました。
この薬は、日本が一番先に承認した薬ですし、これまでの
治験では、現在の夫のように症状がかなり重くなった患者への
服用は認められていなかった為、データが皆無である事。
ひょっとすると、分子標的薬の毒性部分がかえって症状を
悪化に導く可能性もあるという事。 心臓発作などを起こした
場合でも、現在の病状を考えると、心臓マッサージや蘇生の
処置は行わない事、などを確認させられました。
夫のベッドの傍らでしたので、本人はどう思っているだろうか・・
と、時折、夫の顔を見ていましたが、すでに意識はだいぶ
混濁している事と、先生の使われる単語が難しく、外国人の
夫の理解の範疇を超えている事もあり、きっと意味を理解
できていなかったと思います。
夫はそれでも、呂律の回らない声で、「よろしくおねがいします」
と言っていました。
昨年からずっと、あれほど待ち続けていた夫ですから、ここで
断念、という選択はしないと思います。
リスクが高くて怖いからと言って、この薬を回避したところで
今の夫の症状を見る限り、数か月も生きられるとは到底
思えません。 たとえ・・・先生のおっしゃる発作を起こして
しまい、ここで人生の終焉を迎えることになる可能性が
あるとしても、もしかして良い方向に向いてくれて、
また喋ったり、笑ったりできる日が（たとえ一時的でも）戻って
くる事を祈りたいです。
昼過ぎには服用開始の予定です。 こんなに大事な時なのに
金曜日という事で、仕事の合間に1時間ほど抜けて、様子を見に
行くぐらいしかできず、ずっと付き添ってあげられない事が
歯がゆくてしかたがないですが、今日はずっと電話を肌身離さず
に持っていて、何かあればすぐに駆けつけられるようにしたい
です。