以前は、主治医からも
「アナタは本当に痛みに強いんですね・・・」
なんて半ば呆れ気味に言われていた夫でした。
痛み止めの薬を嫌っていた、というよりは、
「いや、あまり痛みもないし・・・」 と処方を断ったり
していたようです。
でも、最近は、自ら希望して痛み止めの点滴薬を
お願いするようになったので、疼痛がだいぶ強く
なってきたのかな、と思います。
昨日の夜に見舞いに行った時、入院してから初めて
病室の外まで一緒に歩いてみました。
といっても、点滴のスタンドにつかまってエレベータ
のところまで歩き、一階のベンチまで行って戻って
きただけですが。
そしてすぐに戻ってきて、パジャマの着替えの手伝い
をするつもりでしたが、途中で疲れてしまい、
「明日にして」 と言われてしまいました。
「食べる事も飲む事も、もう出来ないし、どんどん歩けなく
なるし、もうダメだな」
・・なんて、たまに口を開けば弱音を吐く言葉ばかり。
表情も暗いし、世間話を振ってみても全く乗ってきません。
肝臓内胆管の腫瘍の炎症が治まってくれれば、ドレナージ
を取って、口から食事がとれるようになれる"可能性もある"
と医師からは言われています。
その"可能性" がどれぐらいあるのか、きっと尋ねれば
教えてくれるのでしょうけれど、正直、あまり聞きたくない
心境かな・・・(><;
これまで、夫が入院するたびに、病院の食事はそっけない
メニューばかりだから、とちょっとしたおかずとか、果物や、
服用しているサプリメントなどを、せっせと届けていたけれど
口からの飲食が禁止されてしまった今は、パジャマだけ。
でも、昨日は、麻痺している左手のリハビリに、と思って
以前に買った、腕に巻くタイプの錘がついたベルトを
「明日、家から持ってきてくれないか」、と頼まれました。
何か夫の気持ちを明るくしてあげられるものを見つけたい
な・・・と思います。
今日は仕事も休みなので、これから病院に行きます。