昨日は税理士さんが、月例の帳簿チェックに来て
くれたので、会社の今後について、少し話し合った。
夫が店に出られなくなり、私も以前のように朝から
夜中までずっと店にいる事ができなくなり、留守する
事が増えた分、スタッフの人件費は嵩み、そして
やはり・・・・店主が居なくなった店というダメージは
すぐに数字に表れてきてしまった。
「この人数の人件費を賄うには、これだけの売上が
ボトムラインとなります」
・・・と、示された数字は、なかなか厳しいハードルだった。
これが無理ならば、役員報酬を大幅に削るしかない。
いくつかのシミュレーションを記し、
「社長さんにも見てもらって、今後の参考にしてください」
と税理士さんは帰って行った。
見せられるわけがないのに・・・・。こんな話は、今の夫に
聞かせたくない。 治療費が嵩み、これからももっともっと
お金がかかる事を、ただでさえ気にしている夫が、ますます
気に病むような話なんて、知らせるわけにはいかない。
とにかく、乗り切る方法を見つけなくちゃ・・。
店をオープンして２０年。これまでだって、数えきれない
ほどのピンチを乗り切ってきたのだから、今回だって
きっと乗り越えられるはず。
病院に居ると、どうしても運動不足になってしまうので、
再入院までの間に少しでも体力をつけておきたい、と
夫はせっせと散歩に出かけている様子。 股関節の痛みが
とれないので、階段の上りだけは無理だけど、とにかく
沢山歩いたり、公園でストレッチ運動もして来たんだとか。
毎日、外に出ているせいか、顔色もとても良くなっている
ように見える。
こうした日々が、ずっと続けられるように、いえ・・もっと
良い日々が迎えられるように、前を向いて進んでいこう。