*******************
◆夫(昭和45年生まれ)
集団としての自立を求められていた為、
輪を乱すと容赦なく拳がとんできた世代。
※あくまで夫の受けた学校教育です。
◆私(昭和58年生まれ)
個の尊重より集団行動や協調性を重視。
集団行動等の輪を乱した際に殴られる。
部活動では平手打ちは当たり前の世代。
※あくまで私の受けた教育です。
■今の子ども達
「個」をしっかり見てもらえている。
指導も「諭旨」のスタイルが多いので
指導者から手を出されたことはない筈。
※息子を見ていた感想です
*******************
一か月ほど前でしょうか。
ミニバスの練習が終わった際に息子が
ミニバスのコーチの言い方が嫌だ
※御年60歳を超えています
と言ったので事情を聞いてみたところ
以下の意見(気持ち)を教えてくれました。
【息子の主張】
・低く大きな声が怖い
・言い方がキツイ(と感じている)
・褒めるのが上手ではない
低い大きな声は仕方ないとして、
言い方は・・まぁ確かにキツイかな。
低い大きな声で注意をされたら、
確かに身がすくんでしまうよね
褒めるのが上手ではない、については
コーチは誰かを褒めるときに
「〇〇以外はできていない!!」
っていう言い方をいつもするんだ。
僕はまだ褒められた事はないけれど、
でも自分だったらそういう言い方より
「息子はしっかりできていたよ」って
いう言い方で褒められたいんだよね。
褒められている子がどう思っているか
それは自分には分からないけどさ・・。
「〇〇以外はできていない」なんて
褒められた気にならないんだなぁ
と言っていたのですが・・うーん。
この部分についての意見の相違が
ジェネレーションギャップだったり
すれ違いの原因になるんだろうなぁ
*******************
自分達の過ごしてきた子供時代について
今の子供に押し付けてはいけないと思う。
でも・・すれ違いを解消するためには
自分達の価値観について話した方が良い。
そんなことを考えながら私は息子に対し
自分達が受けてきた教育を話しました。
そして話し終えた後、言いました。
コーチはお母さんよりも年上だから、
もっと厳しい教育を受けていると思う。
でも、コーチだって色々と考えた上で
自分の受けた教育(暴力)を子供世代には
しないぞって思っているんじゃないかな?
コーチの育った時代と今は違うけれど、
コーチは自分にできる範囲で「今」に
合わせようとしているように見えるよ。
息子は黙って聞いていましたが
じゃあ僕たちにとっても厳しいが
コーチにとっては普通だってことか・・
それならあぁいう言い方になっても
仕方ない・・のかなぁ・・・
と呟いていたので
生理的に無理な相手でなければ、
相手を知ることは大事だと思うし、
知ったうえで判断しても遅くはない。
相手を知ったうえで無理なら仕方ないし
様子見を続けるならそれでもいいと思う。
ということを伝え、話を終えました。
*******************
一度苦手だと思った相手に対して
感情がひっくり返る可能性は低い。
でも「一部分」だけを切り取って
判断するのは勿体ないですもんね。
息子に必要な情報は伝えたので、
あとは息子の心が決めるのかな