40年近く広告業界にいると、広告コピーが気になります。
皆さんは、『オクシモロン』、『メタファー』という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?
実はこれはコピーライティングの修辞技術の一種。
『オクシモロン』とは正反対の言葉を重ねることで、深く印象付ける手法。
タイトルの『やさしい悪魔』というタイトルは、このオクシモロンという技巧なのです。
『負けるが勝ち』『貴婦人のベールを纏った狼』など意識すれば結構使われています。
一方『メタファー』とは日本語では『比喩』と言います。
別のものに例えることで、その言葉のイメージを広げる修辞方法。
『人生という旅』『心の旅』などがそんなイメージです。
ただ、昔と違って、こうした芸術的センスと言うようなコピーがめっきりなくなってきました。
マーケティング的にも、その人にとってこの商品によってどんな未来が描けるのか?
といったコピーワークのほうが抽象的な表現よりも効果的であると考えられています。
広告が文化であった時代が本当に懐かしく、愛おしく思います。
長年この世界で生きていると、電車に乗っているときなど、
気がつけば頭の体操代わりに『オクシモロン』『メタファー』などを創造しています。
やってみると楽しいものです。
ご興味のある方はぜひ!
