『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』などで知られる山崎豊子先生。

映画化やドラマ化された作品も多く、ご存じの方も多いことだろう。

2013年に、その生涯を閉じられているのだが、今年は生誕100周年に当たる。

 

今回、山崎豊子先生の生誕100年のイベントをサポートさせていただくことになり、ワクワクしている。

 

もともと大学を卒業されて、毎日新聞社に奉職され、学芸部でスタートされた。

当時の時代背景から考えても、バリバリのキャリアウーマンといったところだろうか。

そして当時の上司が、なんと作家の井上靖先生だったということにも驚いた。

 

山崎豊子先生は、大阪生まれ。

船場の昆布の老舗『小倉屋山本』さんがご実家だという。

しかも何と、私のオフィスのお向かい(笑)

 

山崎豊子先生を一躍有名にした作品が世にいう『船場三部作』

『暖簾』『花のれん』『ぼんち』で、大阪の商家の生き様を在り在りと描かれていることにも頷ける。

そういった面からも、私が今尽力している大阪観光局様の『本町・船場活性化プロジェクト』の

重要なコンテンツでもあり、船場の至宝でもある。

 

山崎豊子先生は、毎日新聞社出身という事にも関係しているのか、

本当に取材熱心で、徹底的な取材によってその作品を作り上げておられる。

そして当時の様子を生き生きと描く、まさに社会派作家と言えよう。

 

主な作品として生涯28作品を執筆されておられるが、本当にどれもその時代時代を深く感じられ、

読者が、まるでその時代にいるかのようなリアリティを感じさせてくれる。

 

 

命日前日である9月28日〜10月1日まで墓所の谷町9丁目藤次寺さんにて生誕100年式典を開催予定。

ぜひお立ち寄りください。