40年にわたり広告代理店に奉職していましたが、広告のカタチ、コミュニケーションのカタチは

随分変わってきています。

 

環境的にも、一昔前まで、TVCMを中心に、新聞、雑誌、交通広告などが主流で、

せいぜい1日に出会う広告量も少なかった。

ところが、現代ではネットの普及により、スマートフォンを中心にWeb広告が氾濫し、

交通広告・屋外広告などもサイネージの普及で

おそらく一人あたり1日で数千の広告物に出会っているのではないでしょうか?

このため、見流す、聞き流す習慣が自然と身につき、ほとんどの広告がスルーされているのが現状です。

 

ではどうすれば、企業のメッセージを観てもらえるようになるのか?

 

一番のポイントは、そのメッセージが『じぶんごと化』するということです。

このサービスが、自分にどのようなメリットを与えてくれて、自分のどんな未来が見えるのか?

何事においても人は、感情で消費をします。

そして商品を得た後のストーリーをお客様の頭の中で想起できるきっかけを作るのです。

そして『じぶんごと化』できるメッセージは、知人友人にも話題として提供し、『仲間ごと化』して

拡散してゆきます。

 

昔は広告というと、企業名・製品名の連呼か、奇をてらったもの、感動的なストーリーが多くを占めていました。

奇をてらったもの、感動的なものは印象的でしたが、『あれ?あれどこのCMだっけ?』なんていう

本末転倒な場合すらありました。

多くの情報が氾濫する今では、数秒で消費者の目を引く事は、とても難しい事です。

 

今も多くのサイトを拝見するに、

『こんなサービスやってますよ』

『こんな成分で作られてますよ』

『懇切丁寧にお教えします』

『こんな特典がもりだくさん』

 

といった企業側の主張ばかりをモリモリに書き込んだWeb広告、Webサイトがそこここに見受けられます。

そのサービスによって、消費者が『自分がこう変われるんだ』『こんな未来が築けるんだ』といった

ものは、まだまだ少ないと感じています。

そして、そのストーリーの中で、忘れてはならないのが、なぜ私達から買わなければならないのかという

意味付けが明確であると、この広告は100点だと考える。

 

私の会社、KOTODAMAコミュニケーションズでは、毎日こんな事を繰り返しています。

投入したクリエイティブの分析によって、どの言葉が本当にお客様に刺さっているのか?

そしてABテストを繰り返しながら、答えを探してゆきます。

 

言霊って本当に重要なエッセンスなんだという事を痛感しています。