管理栄養士の大嶋浩俊です。
この本は医療従事者なら読んでほしいと思う本です。
インスタでこの本を紹介してくださっていた方がいまして、ぜひ読みたいと思い、すぐ買いに行きました。
東口髙志先生。
とても有名なお医者さんです。
日本の医療での栄養を変えた先生といってもいいくらいです。
日本で初のNST(栄養サポートチーム)を病院で作った先生で尊敬する先生の一人です。
この名刺は宝です 笑
NSTについては割愛します。
私が管理栄養士になりたてのころ、埼玉の病院に勤務していましたが、先生のセミナーに刺激をうけ、当時三重県の藤田保健衛生大学七栗サナトリウム病院(現在は七栗記念病院)まで見学に行きました。
先生に言われたのは、解剖学を学ぶととても強い医療従事者になれるから頑張れ!
と言われたのを覚えております。
この本はとても分かりやすく解剖学も学べます。
栄養の根本を再度学べたように感じました。もう一回読みます。
前置きはこれくらいにしておきまして、、、
がん患者はがんで死なない。
本では多くの方は合併症やがん以外の病気でなくなっているという現実が綴られていました。
病院の現実もとてもよく分かります。
いかにがん患者らしくいさせるか。そしていい状態に出来るようアプローチができるか。
私も病院でお手伝いさせて頂いてますが、がんがなくても、主病名で亡くならない患者さんも多く見てきました。
抗がん剤の副作用はとても強く、やがて食欲低下になり、食べれなくなり、栄養状態が下がり、誤嚥性肺炎や感染症、褥瘡になったりと様々な合併症を引き起こす方もいます。
がん患者さんにはがん患者さんなりの栄養を考える。
(*状態によります。)
体力をつけたり、維持したりするためにも栄養が必要になるのです。
免疫力が上がれば、がん細胞に勝つためのいい影響が与えられる。
感染症から守るためにも、腸内環境を整えておく。
腸内環境を整える栄養を摂ること。身体に元気を与える栄養を摂ること。
ごくごく当たり前のことなのです。がん細胞は体の中でいつも通りの代謝をさせてくれにくいですが、ちゃんとした栄養が入ってくるのとそうでないのとでは、大きく差が出てきます。
だから普段からの食事・栄養が大事。
普段のあなたの食事はどうですか?
栄養はあなたの本来の身体を取り戻すためにとても大事なことだというのをお伝えできれば嬉しいです。
私も、色々な方の栄養のアプローチが出来るようにまだまだ頑張っていきます。
ありがとうございました。