完全無欠のショータイム×南米ライト級の至宝

ペティスは最強挑戦者メレンデスをギロチンで破り、初防衛に成功。そして今回2回目の防衛戦へ挑む。相手はUFC参戦から7年目で漸くタイトルマッチへ辿り着いた苦労人アンジョス。この柔術家はMMAに適応する為オールラウンダーへと進化を遂げ、ベルトを巻く準備は万全だ。打撃×寝技となるのか。はたまた打撃×打撃か。
死角あって死角なし?
ペティスの穴はテイクダウン耐性だった。先のメレンデス戦でテイクダウンは奪われたが、ギロチンで切り替えし勝利を捥ぎ取った。死角あって死角なし。完全無欠のショータイムが完成した。今回の相手は強靭なグラップリングを持ち、ムエタイにも秀でたオールラウンダー、アンジョスだ。フィジカルで優るアンジョスが打撃でプレッシャーをかけてきて、ペティスは金網を背にサークルしながらパンチ、キックで応戦する様になりそうだ。ペティスは常にスタンドで打撃戦をしたいだろうが、組みをシャットアウトしなければならない。ローをキャッチされそのままテイクダウンというのは避けたい。さらにボトムからのアタックを全て防がれた場合どうするかも考えたい。実はペティスは5RまでいったのはWEC時代のベンヘン戦のみ。フィニッシュに重点を置く一方で、実はラウンド毎のポイントメイクは苦手。長時間ボトムのままラウンドを終えてポイントを取られる可能性もある。極めに拘らずに早めにエスケープしスタンドへ戻りたい。ペティスはスタンド限定で言えば瞬発力&スピードでアンジョスを上回る為早期決着を狙うだろう。1R目からミドルでスタミナを減らしていき、下へ意識を向けさしてのヘッドショットが理想。最激戦区ライト級で絶対王者になる為に負けられない。
寝技で崩せ王の座
今UFC正規王者でブラジル人はジョセ・アルド1人のみである。王国ブラジルの威信にかけて遂にアンジョスがタイトルマッチへ挑む。アンジョスは、UFC戦績17戦12勝5敗でライト級1位。近年で彼に土を付けたのはヌルマゴメドフのみ。元王者ベンヘンをKOし、ディアスを圧勝し試合ごとに進化を遂げている。その完成度は熟成されたワインの様な深みがある。ペティスが完全無欠とはいえ、MMAでのグラップリングではやはりアンジョスに分があると思う。しかし、ペティスもボトムから強力な三角締めや腕十字を放ってくる為、インサイドは避けたい。アンジョスはサイドからコツコツパウンドを散らしアームロックから腕十字の連携で極めるのが理想。もしくは勝ちに徹して漬けるのもあり。そして今回は5R制である為、4R以降はアンジョスにとって未知。だが、アンジョスはしっかりポイントメイクし勝つことに長けてる。逆に王者は明らかに早期決着型で、負けパターンとしたら武器を封じられて判定まで縺れ込んだとき。5R制はアンジョスにとって有利になるはずだ。もちろんペティスの武器を封じ込めた時を前提としての話だが。
王者ペティスが最高のショータイムを披露し防衛に成功するか、苦労人アンジョスが執念のタイトル奪取か、超注目ライト級タイトルマッチ。



















