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IT'S TIME!!!

主にUFCの事書いてます。

ウェルター級の大型新人は、未来の王者候補


ブランドン・ザッチは現在29歳、MMA戦績13戦11勝2敗8KO3サブミッションで勝った試合全てフィニッシュしている。バックボーンは空手、キックボクシング。ローカル団体で実績を積み、UFCに参戦してからジャスティン・エドワーズにパウンド連打でKOし、パウロ・チアゴをテンカオで突き刺してからんのパウンドで葬りブラジル会場を葬式状態にした。ベンヘン戦では敗れるもスタンドでは元王者相手に互角以上の展開を披露した。既にランカーレベルの実力はある。課題は寝技のディフェンスだ。

ウェルター級を荒らすぜ コロラドのレッド・ストーム




189cmを誇るリーチで主導権を握り、殺傷能力抜群の膝蹴りで対戦相手を粉砕する。ウェルター級では長身の上背とフィジカルで、プレッシャーをかけれるのがザッチの強み。組みからの攻撃も強く、特に膝蹴りの威力は凄まじい。エドワーズ、チアゴもこれにやられたと言ってもいいぐらい強烈だ。フィニッシュ出来る武器はある。しかし強烈な打撃を持つ反面スタンスが高く、打撃に合わされてからのタックルでテイクダウンされやすい傾向がある。
テイクダウン耐性を上げる事により、思う存分ザッチの持ち味を発揮することが出来る。そして前述した様に寝技のディフェンスを強化すればより死角はなくなる。まだまだ伸び代があるこの男から目を離せない。次戦は、実現しかけたトンプソン戦を求む。
ショータイム陥落 アンジョスのパーフェクトゲーム

UFC世界ライト級タイトルマッチ 5分5R
○挑戦者 ハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル)
(判定:3-0/50-45、50-45、50-45)
×王者 アンソニー・ペティス(米国)
※挑戦者が王座奪取に成功




王者ペティス何も出来ずに王座陥落。挑戦者アンジョスの圧力に屈した。アンジョスは苦節7年目18戦目でタイトル奪取に成功。さてこの試合を振り返ってみよう。1Rからアンジョスのプレッシャーに押され金網を背にサークルするペティス。アンジョスは左ミドルと左ストレートでスタンドを完全に支配する。ペティスはカウンター狙いの様だが、全く効果的なダメージを与えることが出来ない。さらにアンジョスはテイクダウンも取りグラウンドでペティスを制圧し、完全に試合をコントロールする。結果ジャッジ3者とも50-45のパーフェクトゲームで王座奪取。戦前はペティス有利のオッズだった。しかし蓋を開けてみればアンジョスの圧倒。前半アンジョスが圧倒してる状況でも最後はペティスがフィニッシュするだろうと多くの人が思っていはずだ。だがその瞬間は訪れずアンジョスのワンサイドの展開に終わる。強すぎたアンジョス。ベンヘン戦のKOは決してフロックではなかった。

築けるか 絶対王政


この黄金のライト級で3回以上防衛した選手は未だにいない。BJペンも、フランク・エドガーでさえも。それだけこの階級は層が厚く厳しいのだ。そして恐らく次期挑戦者はヌルマゴメドフだろう。セラーニを倒し挑戦者として名乗りを上げるはずだ。1度戦い敗れているが、更なる進化を遂げたアンジョスは期待が出来る。負けたとはいえ1回戦えた事により対策を積みやすいのでアンジョスにとって有利に働くだろう。さらに後続にメレンデス×アルバレスの勝者や、復讐に燃えるベンヘンやマイケル・ジョンソンといったニューカマーも控えている。この階級で絶対王政を築くのは非常に厳しい。それでもアンジョスは何かやってくれる気がする。ペティス戦は絶対王者誕生の予感を感じさせる試合だった。

ジョニヘン、ブラウンをレスリングで完全支配

ウェルター級ワンマッチ 5分3R
○ジョニー・ヘンドリックス(米国)
(判定:3-0/30-27、30-27、30-27)
×マット・ブラウン(米国)



やはりこういう展開になったか。ジョニヘンがテイクダウンで全ラウンドを奪取し、ブラウンに何もさせなかった。試合前から危惧していたがブラウンの腰の軽さが未だに改善されていないのは残念だ。ジョニヘンは自分のスタイルを取戻し再びウェルター級タイトル戦線へ戻ってきた。このスタイルで挑めばローラーにも勝てるだろう。次はウッドリーか、ロンバート戦を求む。そしてテイクダウン耐性の無いブラウンはエドガーの下でレスリングを学ぶべきだろう。

ピアソンの豪打炸裂 スタウトは引退の危機へ

ライト級ワンマッチ 5分3R
○ロス・ピアソン(英国)
(2R 1分33秒/KO)
×サム・スタウト(カナダ)




ピアソン、スタウトによるライト級中堅ファイター対決はピアソンの豪打一発で勝負あり。スタウトのボクシングにキレがなかった様に感じる。
スタウトはKJヌーン戦と同じ様な負け方をし、そろそろ限界か。フェザー級転向か引退だろう。ピアソンはランカー入りの為に次トゥルジーロか、カスティーリョとやってみたい。
4連敗中のコスチェック×ジンクスを破りたいシウバ


コスチェックとシウバによる新旧ウェルター級マッチ。シウバはUFC戦績9戦5勝4敗で、面白い様に勝ち負けを繰り返している。勝った相手を挙げればラモス、ブレネマン、ハイ、佐藤、ローデスといった中堅及び中堅以下。逆に負けた相手は反則負けのプラターは除きフィッチ、ドンヒョン、ブラウンといったトップ所だ。中堅以下には圧倒するが、トップファイターの壁は破れないでいる。

そんなシウバの対戦相手は元トップコンテンダーで現在4連敗中のコスチェックだ。先のエレンバーガー戦ではテイクダウンを奪い、らしさも見せたがニンジャチョークで失神し4連敗を喫した。そんな崖っぷちの復帰戦で、"チームノゲイラの狂犬"シウバは危険すぎる相手と言える。大方シウバ有利の声はあるが、果たして。

まずKO狙いのシウバが前進し、それに被せるようにタックルするコスチェックという展開になりそうだ。
コスチェックがまず気を付けたいのはタックルにいくとき、シウバは野生の勘で膝蹴りやミドルキックを放ってくるだろう。そこで試合が終わってしまう可能性はある。序盤に野生動物の様に俊敏に動くシウバを捉えるのは難しい。ならばスタミナが落ちてくる後半の方が良さそうだ。序盤は距離を取りシウバのペースに飲み込まれないことが重要になる。

逆にシウバの不安点はスタミナとグラウンドだ。フィッチ戦は勝てない試合ではなかった。グラウンドで削られてスタミナを大幅で奪われ敗れた。コスチェックに組まれて、スタンドで戦えなければ厳しい戦いを強いられそうだ。ミドルレンジから休む暇もなく怒涛の波動攻撃で近寄らせないようにしたい。あと後半はスタミナが落ち動きが落ちるのが顕著なシウバ。出来れば2Rまでにフィニッシュしたい所だ。ちなみに前戦は勝利しているので、今回勝つことが出来れば負のジンクスを破ることが出来る。

崖っぷちのコスチェック奇跡の復活か、新世代の野獣がコスチェックを引退へと追い込むのか。ウェルター級世代交代マッチ。

覚醒した柔術セレブ×ウェルター級版メイナード


マイアは現在ウェルター級7位で、ウェルター級へ転向してからドンヒョン、ストーリー、フィッチを撃破して一時期はトップコンテンダーだった。しかし、シールズに、スプリットで敗れ、マクドナルドにも後半失速して敗れタイトル戦線から後退。復帰戦でヤコヴレフに勝利して復活の兆し。一方ラフレアは同級14位でMMA11戦無敗、UFC戦績4戦4勝でマッギー、ハワードらに勝利している。今回のマイア戦が初のビッグネームとの対戦になる。


UFC戦績19戦13勝6敗ですっかりベテランのマイア。しかしここ2年5か月の間極める事が出来ていない。無敗のラフレアに対してかつてのサブミッションを魅せる事が出来るのか。当然マイアは、テイクダウンを狙うだろうが恐らくラフレアはスプロールするだろう。しかしマイアからしたらトップを取れなくてもボトムの状態でも問題ない。そこからサブミッションを狙う、もしくはスイープしトップを奪い返せばいい。そこからじっくりマイア死のコースをお披露目すればいい。

ラフレアのファイトスタイルは差し詰め全盛期のメイナードと言ったところか。打撃もそこそこスキルがあり、強力なテイクダウン能力を有する。マイアをテイクダウン出来る可能性は高い。しかし問題はその後の対処だ。マイアの強烈な関節技&絞め技を躱さなければならない。パウンド&肘を落とし、危ないと感じたら直ぐに立ちたい。スクランブル戦でも注意が必要。スタンドでは打撃で優位に立てそうなので、無理にテイクダウンは狙わなくてもいいかもしれない。

マイアの華麗なるサブミッションか、ラフレアのアップセットか、今後のウェルター級を占うメインマッチ。

熾烈な生き残り ウェルター級サバイバルマッチ


1位のジョニヘンと6位ブラウンによるウェルター級マッチ。そして共に敗北からの復帰戦。
この試合を制しウェルター級タイトルコンテンダー争いに参加するのはどちらか。激闘が予想される好カード。

不死者、墓場から復活

UFC18戦12勝6敗のマット・ブラウン。UFC7連勝で挑んだローラー戦で激闘の末敗れるも、評価は上がった。復帰戦に用意されたのは元王者ジョニヘンという厳しい相手。しかし再びタイトルへ挑むためには退くことは許されない。ブラウンは単純に喧嘩スタイルでジョニヘンに勝てるとは思えない。まず注意しなければならないのはジョニヘンの強烈なテイクダウンだ。これを防がなければ、この試合を優位に運べないだろう。ブラウンはリーチ差で圧倒的有利であるため、パンチでアウトボクシングしたい。


かつての自分を取り戻せ

UFC戦績14戦11勝3敗のジョニヘン。こちらもローラーとの激闘の末敗れ王者から陥落。どうやら減量に失敗した様で本来の動きではなかったようだ。減量にうまくいったと仮定して考えよう。ローラー戦では、相手の土俵、殴り合いに応じてしまったのが敗因か。ジョニヘンの方がレスリング力で勝る為レスリングを駆使して試合を組み立てるべきだった。この試合でもそうするべきだろう。マット・ブラウンはトップランカーの割にレスリング力は高くない。コンディット程ではないがよくテイクダウンされてるのを拝見する。得意のレスリングで痛めつけ、後半高速フックでKOが理想。KO負けの無い男をやり様によってはKO出来る。コンディット戦の様なキレキレのジョニヘンに期待したい。かつての自分を取り戻した時、再びジョニヘンの時代がくる。

不死者が元王者を墓場へ引きずり込むか、元王者の豪腕が不死者を葬るか。ウェルター級壮絶なる生き残りに注目。