思わず目を疑った「110円」プライス第2段
前回、アイワのレコードプレイヤーを110円で購入したのと、同じリサイクルショップに置いてありました。
しかも純正のMMカートリッジつき。
ベルトドライブなので、定番のゴムベルト切れはしているもののあまりに安くてそこそこきれいなのでゲット。
1974年発売のベーシックなセミオートレコードプレイヤー
キャビネットとターンテーブル、トーンアーム部分は分離されていてなおかつ、フローティング構造になっている。
そのため振動が加わると、ふよふよと動いて伝わるのを防いでくれる。
経年劣化のためか、今ではあまり効果が無くなっているようだ。
純正MMカートリッジ、OC-29M(交換針DN-29ST)が付属
カンチレバーに曲がりもなく、交換針もまだすり減り切っておらず問題なく使えた。
こういった何の変哲もないカートリッジでさえも、今は値段が付くのでいい時代になったと思う。
ONKYOのロゴに古さを感じる
造りはしっかりしていて、今作ったら結構いい値段すると思う。
それにしてもレコードプレイヤーは人気不人気の差が激しい。
自然と楽しめる素直なサウンド
切れていたゴムベルトを除去し、代替品に交換後試聴してみた。
特に気になる点が見当たらないほど、ごく普通に音楽を楽しむことができた。
電気回路がほぼ無いに等しいベルトドライブ型は、ゴムベルトさえ手に入れば故障に強くて、音質的にも有利。
最近マイクロ精機の古いレコードプレイヤーに興味を持つオーディオマニア様が、増えているようだが基本的にダイレクトドライブよりも、ベルトドライブのほうが音質的に優れているし、1960年代から1970年代にかけてはベルトドライブ全盛期だったこともあり、安価な機種でも造りはしっかりしているうえに音質もよかったのだ。