近隣の店舗での争奪戦の裏で購入

 

久しぶりに知人と外出した際に、購入してきました。

ジャンク品セールを他の店舗が行っていて、人が多い中でひっそりと置いてありました。

元々結構いい値段の製品だったなあ、と覚えていて治せそうだったのと、純正リモコン付きが決め手でした。

 

TAOCの鋳鉄インシュレーターを採用するなど凝った1台

 

ちょうどi.Link(IEEE1394)がビデオカメラや地デジチューナー(初期型)に採用されていたころ、SACDやDVDオーディオの音声出力をデジタルで行おうとすると、従来の光デジタル接続では対応できなかった(特にマルチチャンネル)ので、パイオニアやデノンが独自規格で対応していたころの製品です。

床板が二重構造だったり、インシュレーターもTAOC(アイシン高岳)の鋳鉄製、といった拘った部分を持っていて、ソニーのDVP-NS900VやNS999ESに通じるものを感じました。

 

外観はずいぶん汚いので掃除のし甲斐がある

 

現状ではトレイのフロントベゼルが外れているほか、外観はタバコのヤニ汚れがあったり手垢がついていたりと、状態は良くありませんが時間をかけて少しずつ清掃していきました。

 

外れていたトレイのベゼルを取付後動作確認中

 

コツコツときれいにして、外れていた部品を取り付けてから動作確認しました。

うまくピックアップユニットの位置がリセットされていないのか、挙動が怪しかったものの少しずつ動作するようになり、かろうじて音出し迄確認できました。

 

ピックアップユニットを交換予定

 

読み取りドライブメカは、取付方法がややこしくて面倒ですが難易度はさほど高くありませんでした。

トレイの開閉ベルトはまだ使えそうでしたが、ピックアップユニットは読み取りがほとんどできなくなっていて部品が寿命のようです。

今後、交換用ピックアップユニットを購入し作業予定です。

ちょっと音出しの際に、聞いてみましたが淡白ながらシャープで色付けの少ないサウンドでした。

英国Airスタジオによる音質チューニングが特徴的なので、ぜひ復活させてしっかり聞いてみたいですね。