NECのAVセレクターとラックの隙間に入る便利な奴
新品で5000円もしない、安価なDVDプレイヤーですがDVDビデオも音楽CDも読み取らないジャンク品(1号機)でした。
その代わりにUSBメモリ内の音楽データの再生のために使っています。
しかし今回、運よくニコイチに適した同型機(2号機)が100円で売っていたので購入しました。
ゴミのような見た目の同型機とニコイチ
修正液でフロントパネルに落書きされて、みじめな状態でしたが動作は問題なく行えました。
アルコールを使ったりいろんな方法で、落書きは消せましたがフロントパネルは傷んでしまいました。
そこで、見た目だけはとてもきれいな1号機のフロントパネルと天板(蓋)を、2号機に移植することにしました。
画像はすでに作業が終わった後の物です。
現行品なのに壊れているピックアップユニットとドライブメカ
フロンパネルは、プラスチックのツメで固定されているだけなので多少硬くてやりにくいが、丁寧に作業すれば問題ない。
1号機、2号機ともにピックアップユニットもドライブメカもきれいで、フロントパネルのツメで抑えて固定しているだけという、
すさまじく合理化の進んだ設計となっていて驚いた(おかげでネジは1本もない)
新品交換するのが適しているが、おそらく新品買いなおした方が良くなるだろう。
海外製の安物VS国内製の安物
フロントパネルの操作ボタン、USBメモリ差込口も兼ねている電源基盤と、映像・音声基盤の2枚のみ。
しかし余裕のあるレイアウトで、合理化は徹底的になされているがお互いの影響を受けにくいように感じる。
スイッチング電源はノイズ対策か、他の回路から距離を取るレイアウト
読み取り、映像、音声基盤は1枚にコンパクトにまとまる
おそらく1チップに統合された処理LSIか何かで、すべての処理を司っていると思われる。
逆にこの部分だけで、以前であれば何枚もの基盤に分かれて、さまざまな部品が大量に使われていたものを、置き換えできるのだからデジタル技術の進化は、まさに家電のインスタントラーメン化である。
高級品の存在意義も同時に失うが。
ニコイチ作業後は順調に動作中
見た目がリフレッシュした2号機を元の位置にセッティングし音出し、DVDビデオも念のために確認した。
どちらもスムーズに問題なく動作したので、1号機は廃棄処分となった。
そもそも1号機も廃棄処分だったものを譲り受けて、元手はかかっていないところに100円で2号機が手に入り、無事に復活できたのは幸運と言えよう。
USBメモリ内のファイル検索はレスポンスは早く、別記事にあるパイオニアのDVDプレイヤーと比べると雲泥の差である。
思わぬ掘り出し物であった。
分解にはリスクが伴います、絶対にやめましょう。
一切の損害を執筆者は負いかねますのでご注意ください。
壊れた家電は、素直に買い換えて経済活動に貢献しましょう!