久しぶりに稼働する個体がやってきた

 

パイオニアのPD-7030というCDプレイヤーを久しぶりに触りました。

ピックアップレンズを清掃した以外は特に何もせず、スムーズに動いてくれます。

ただこのころのパイオニアやケンウッドなどは、天板の塗装がベとついて非常に不愉快な状態になっていることが多いので、

とある方法で解決しました(そのうちネタにします)

 

非常に薄型な本体

 

ソニーの積分型DACと2倍デジタルフィルターの組み合わせで、音色変化に優れている構成です。

おかげで結構太い低音が出ますし、起伏にとんだ再生音で音楽を楽しく爽やかに聞かせてくれます。

まだアナログレコードの音を知った技術者がいた最後の時代だと思います。

だんだんデジタルフィルターの倍数が増え、音楽からオーディオ機器が遠ざかっていくきっかけになります。

残念ながら理屈や数式がいくら得意でも、生音と再生音を聴き分けできる感性が無ければ、オーディオ機器は成立しません。

理屈完璧勘違い野郎=オーディオ機器開発者という図式が出来上がったのは残念です。

 

液晶ディスプレイの明るさは十分だ

 

使用されていた期間が短かったのか、保管場所が良かったのか全体的にきれいな状態でした。

液晶ディスプレイがかなり暗くなっていたら要注意です。

 

ピックアップレンズ脱落、ディスクスタビライザー不良など持病が無い時代

 

パイオニアのCDプレイヤーで人気があるといえば、PD-2000などもっと後の時代のCDプレイヤーだったり、CDソフトを上下逆さにセットするターンテーブル方式のものだったり。

今回取り上げたPD-7030もリミテッドモデル(1万円違いのなんちゃって限定版)が注目されるなど、高級機とか派手な見た目の物ばかりですが、実際は普通の部品を使ってオーソドックスなチューニングが行われたオーディオ機器のほうが、音楽は聴いていて楽しいですね。

 

あくまでも執筆者個人の感想です。

また蓋を取り外してメンテナンスする行為は決してしないでください。