PADのエージングソフトを使うなどして、ようやく音がこなれてきたので試聴結果を報告したいと思います。

 

使用機材

・自作パソコン(Win10)

 foobar2000でFLACデータを再生

・USB-DAC 

 Musiland Monitor 02 US

・アナログケーブル 

 WEヴィンテージケーブル(自作品)

・ヘッドホンアンプ 

 Dilvpoetry D2

・ヘッドホン 

 AKG K702(オヤイデ電気 HPSC-X63使用)

 

1.Duke Jordan「Cherokee」(FLAC 24bit192kHz)

ピアノの音色にきちんと重みを感じさせつつ、バスドラムの軽快なサウンドやハイハットの爽やかさといった

ジャズ音楽を楽しむための要素をきっちり再現してくれる。

ウッドベースは太くなりすぎず、弦が弾けてバチバチと当たるところまで解像度の高さを感じる。

音場の狭さは感じないし、楽器同士もうまく分離していると思う。

 

2.Diana Krall「I can't give you anything」(FLAC 24bit96kHz)

ややドライな傾向だが、ヴォーカルの色っぽさや生々しさがあまりにリアルで息を呑む。

ピアノやギターの音色も程よくウェットで、控えめだが歌を華やかにしてくれる。

特にピアノの低音の印象がとても良かった。

品が良くて、ヘッドホンの外へ広がっていく感じだった。

 

3.Velvet「Dancing With Tears In My Eyes」(FLAC 16bit44.1kHz)

ビートの激しいダンスナンバーだが、高域のきつさをうまく押さえ込みヴォーカルをしっかり聴かせる。

低域もしっかり出ていて、シンセサイザーの派手な音色も破綻することなく再生している。

嫌味なところがなくとてもバランスが良い、ヘッドホンの良さを最大限引き出していると思う。

 

ちょうどレビュー記事を書く直前に、注文していたAKG K702用の交換イヤーパッドが届いたので

そちらに交換しておきました。

*こちらも別記事にて紹介予定です。