この時を3年待った。
ついにオーレックスSS-F90の、オリジナルツィーターユニットが、入手できたのだ。
アンプの不具合が原因の、ボイスコイル焼損により、SS-F07のツィーターユニットから振動板とボイスコイルの移植を受けて、仮設状態であった。
ツィーターユニットごと、ジャンク状態の同型機1ペアを購入した、というのが恐らく正しい。
大幅な予算オーバーと、それが引き金となった生活危機が未だに解決できていないのは、さておき。
チャンスは数回あったものの、ジャンクで16万近いふざけた値段になるなど、まったく話にならなかった。
まずは一本の封を切る。
商品写真には無かった、天板の傷が深く見える。
ウーハーユニットのウレタンエッジが、朽ち果てるのは、仕方ないことである。
フロントに貼られたシールから、持ち主の趣味がうかがえる。
(同じレコードを所有していることから、比較的近いのかもしれない)
オリジナルツィーターは、SS-F07用と違い振動板にはアルミスキンは貼り合わせされていない上に、アルミボイスコイルを採用している。
六角ネジを外し、ギボシ端子を抜くだけと思われたが、、。
外した瞬間にぽっきり折れた。
変な角度を端子が向いていたので、一度分解されたのだろうか?
嫌な部位で折れてしまった。
とりあえず修復を試みて、ダメならハンダで直付けである。
ハンダ付けで、無理やり繋ぎ合わせたが強度不足で断念。
直付けに切り替える。
ミッドレンジの配線が、極めてギリギリの長さで苦労してしまった。
もう一本を開梱してびっくり、確かにスピーカー端子に欠けている部分があると、説明があったが軸からぽっきりと無くなっているとは。
こちらからも、ツィーターユニットを外して交換する。
スムーズに作業できた。
続きは次回。