久しぶりに休みらしい、休みになりました。
昨日は、いろいろあってひどい1日でしたから。
ほかにもヤマハYP-1000やマイクロDDX-1000+FR-54などがありますが、メインシステムを展開している場所に、置き場が無くて適当に使える奴で間に合わせています。
カートリッジはシュアーM44Gという、ベストセラーモデル。オーディオマニアが信奉するV15はあまり好きではありません。
彼らが褒めるものに、ロクなものは無いので、素人さんの参考にはなりません。
まずは松田聖子さんのアルバム、ティンカーベルから。
今のアイドル曲よりも、作りが丁寧で歌詞にも深みがあります。
私は明菜派なので、最近聴き始めたばかりですが、ふわっと情緒的なサウンドイメージが印象的でした。
サックスやギターアレンジが秀逸で、エレキベースが骨太な骨格を支えています。
イケイケなサウンドですが、歌唱力の凄さの片鱗はすでに見せています。
安室奈美恵さんが、ポスト的に近いのでしょうが、残念ながら格が違いすぎます。
それにしても、うまく呪縛から逃れたところに強かさを感じてます。
なぜか2枚組なのに1枚ありませんでした。
肝心の聞きたかった曲が入った1枚が入っていたので良しとしましょう。
キーを落としていて、アダルトな雰囲気を醸し出すサウンドになっていて、意外でした。
若いオーディオマニアがレコード盤に興味を持ち、ソフトを揃えている様を見ると、これまでに捨てられてきたレコードたちが、不憫でならず身勝手な大人たちに殺意さえ湧いてきます。
自分が買ったものなのだから、捨てようが何をしようが許されると、思ってはいけません。
特にこれからの時代、ますます質の悪いモノや文化に毒されていくのですから、こうして未来に素晴らしい音楽を、ぜひ受け継いで頂きたいものです。
私はかつて、アナログレコードへの回帰が起こると予感しました。
単にノスタルジックを求めているだけ、と思っているあなたには、関係ない話ですが、常に本物を求める人間は一定数いて、紛い物に騙されたり、毒されたりしない。
単に、と馬鹿にでも分かりやすく定義すれば、単に今流れている音楽に魅力を感じない人が増えているんだと思います。
ハイレゾ音源という、レコードにテイストの近い高音質ソフトが、最近注目されてますが音楽そのものは、昔と何も変わっていません。
やっぱりレコードって素晴らしい音楽を、運ぶタイムカプセルだと、認められる未来はやってきたのです。