オーディオルームを閉鎖してから、数ヶ月となりました。
やっと重い腰を上げて、FAPSのT-Topスタンドを設置しました。
実は無職時代に、命を削って手に入れたのだが、ほとんど使わずに放置していた。
しかし寝床兼テレビ周りは、反響があまりなく吸音が行き届いている。
床は畳なので、木の板を何枚か敷いた上で活用している。
かつて奇跡のように体験した、美しいオーケストラの奏でるハーモニーと、澄み渡るホールトーンがバランス良く響き渡り、自分が2階席にいる錯覚をおこし、目の前にはライトを浴びるステージに、ずらりと並ぶ面々の顔さえも見えた。
結局、苦しみ抜いた挙句にたどり着いたのは、適当に使ってあげることだったのかもしれない。
神経質になり過ぎず、大らかな心が必要なのだ。