日本でハーフ(ミックス)として生きて行くこと | 米海軍ミリ妻-トリリンガル大学生Rexha

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 日本でハーフ(ミックス)として生きて行くこと

 

 

 

皆さん、こんにちは! まず初めに、1つ前の記事が誤字だらけだったので訂正させてください。”英会話教育なし”じゃなくて”英会話教室なし”です!今日の朝、改めて読んで目が飛び出ました笑

 

私のブログを読んでくださっている方の中には、日本人で海外の方と結婚して、ハーフのお子さんを産む方や既におもちの方もいらっしゃると思います。今回は、私が実際にハーフとして日本で生まれ育った経験から感じたこと、便利なこと、不自由なことを共有したいと思います。

 

これは成人式で撮った、ハーフである大学の友達との写真です!

ガン見されまくりました笑

 

ハーフでも、アジア系のハーフで見た目が日本人よりだったり、白人や黒人とのハーフで、テレビでみるタレントさん的な感じで日本と外国の血が50-50で見た目に出る方など、様々だと思います。私はその中でも、純ジャパの母と、二つの人種のハーフである父の娘で、高校卒業してからは、日本の血が入っていると思ってもらえない、外国の血が濃すぎるハーフです。そんな私の経験を幼少期から書いて行きたいと思います。

 

 

 

  1. 中1で初めて父親が外国人であると知る
  2. ハーフであることからいっつも会話が始まりうんざり...
  3. 日本語を話すだけで褒められる
  4. 出身の国がないように感じる
  5. 警察に不法滞在を疑われる

 

 

 

1.中1で初めて父親が外国人であると知る

記憶を遡れば小学校低学年の頃から、周りの友達に”ハーフなの?”って聞かれることが多々ありました。前回のブログでお話した通り、物心が付く前に両親は離婚し、母親の日本語オンリーの家庭で育ちました。母親からは純ジャパと教えられていたので、ただハーフに見えるだけで私は純ジャパだとズーーーっと思っていました。確かに、小さい時はまだ日本の血が見た目に50くらい出でいたので笑

中学に入学してから新しい友達に出会い、絶える事なく同じ質問をされるので、ついに私自身が疑問を抱き、母にぶつけてみることにしました。”ママ、私ってやっぱりハーフなの?ここまでみんなに聞かれるのに、外国の血が入っていないなんてありえない”この時の記憶はいまだに鮮明に覚えています。母は”あっついにこの時がきたか”みたいな顔をして全て教えてくれました。今はもうすんなりと受け入れていますが、当時は衝撃がすごかったです。”やっぱりな”という気持ちと”半分日本人じゃないんだ”というのが入り混じった感情を抱きました。日本で暮らしやすくするためにといった母が隠していた理由も今では理解できます。

 

2.ハーフであることからいっつも会話が始まりうんざり...

もう21歳 にもなると、”初めまして!ハーフなんですか?、どこの国ですか?”という質問の会話は億回してきました。最近はその質問を避けるために、全力で会話する相手を質問攻めにして言います。ハーフであることを初対面で話のネタにするのは日本くらいだと思います。初対面で外見について言及することは海外ではタブーです。大学などでは、地方から関東に引っ越してくる方が多いので、出身を聞く質問は当たり前だし、私もします。でも、私が"出身は横浜です”というとみんな”え?”ってなります。でそこから”ハーフ?”の質問が来ます笑 もちろん、全員が同じリアクションを取るわけではなく、”そうなんだ!”と受け入れてくれる友達もいます。

海外にも、失礼な人はいます。”日本から来ました”なんて言ってみたら、返答の30%は"but you don't look Japanese"です爆笑 で、私はいつも"i know"の冷たい2単語で会話を終わらせます笑

私のハートはガラスなので、日本人じゃないとか、ハーフだの言われるとめっちゃ傷つきます!!!

ちなみに、アメリカ人の旦那は私の出身に対して疑問を口には出さず、付き合って3ヶ月くらいで私が話題に出すまで、何も知りませんでした爆笑 彼は私を日本人として認識してくれていて、"where are you from? You don't look Japanese"と言われると、ボディーガードのようにすぐ"She is Japanese."と私が口を開く前に言ってくれる優しい人です笑

 

3.日本語を話すだけで褒められる

成長して行く上で、日本人らしさを失っていってしまったので、日本にいると、母国語の日本語を話すだけで、初対面の人に褒められます爆笑 もうこれはジョークとして受け取っていて、外国人顔ハーフのメリットとだなと解釈しています笑

 

4.出身の国がないように感じる

日本にいると外国人扱いをされ、外国にいても私は彼らからしたら外国人なので、世界のどこにいても外国人扱いをされます... 日本で街を歩いていて、知らない人に話しかけられる時はいつも英語です泣 私は、明らかに外国の人でも日本語ができないことがわかるまでは日本語で接しています。

 

 5.警察に不法滞在を疑われる

中学生の時に横浜駅を競歩の速さなみで歩いていたときに、警察に止められました泣

その時にされた質問はこれです。

"Do you speak Japanese"-----"はい"

"グリーンカード持っていますか”-----"何ですかそれ"

当時、グリーンカードなんてものを知らず、めっちゃ戸惑ったのを覚えています。でも日本語喋れるか最初に聞かれていたので、不法滞在を疑われているんだなとすぐわかりました。

"普通に母親日本人なんですけど...."って言ったら、めちゃくちゃ謝られました爆笑

めっちゃ私のハートにひび入りましたけど、今となっては話のネタです。

 

最後に

日本でハーフとして生まれると、様々な面でめんどくさかったり、特別扱いされたりと、普通の日本人の子どもと比べて色々な感情を持つことがあると思います。私がいた中学は1学年80人中見た目でわかるハーフは4人もいました。中国や韓国系の子を含めたらかなりのハーフの割合になったと思います。日本の多様性はどんどん進んでいっています。いつか”ハーフ”であること、外国の血が入っていることが普通になるでしょう。よって、ハーフであることを特別視せず、誰もが皆同じように接しられる日が来るといいなと思います。