こんばんは。先日の新春大演奏会お疲れさまでした。
ご存知の通り、今回で一年間勤めた部長という役割も交代することが出来ました。
終わってみれば本当にあっという間の1年でした。
秋ライブが終わってから気がつけば年も明けライブという忙しい時期でした。イッツオンの皆さんはどんな日々だったのでしょうか。僕はといいますと秋ライブのあとは気が抜けていました。
これで晴れて就活モードに入るのかな、なんて漠然とした不安がありました。他には沢山出てて大変ではあったけど、今のサークルの原動力でもあった三年生は少なくなってしまうのかなと寂しくもありました。
今までにない感情でぼやっとしてる間に冬休みに入ってしまい、正直あまり記憶にないという感じです。
そんな最中に新たな幹部も決まり、晴れて新体制に入った今に至るわけです。
旧幹部の話し合いで、新幹部には僕らが大変に思ったことや変えた方が良いと感じたことは変えようと決めました。
その結果が役職を増やすことでもあり、幹部決定を立候補から出したことでもあります。また二年生と話し合いの場を設け、各々の意見を出してもらいイッツオンがまた一つ良くなるために何ができるかを考えました。
結果としてサークルに対してどういう気持ちでいたのかを、細かく把握することのなかった僕らにとっても二年生にとっても良い機会になれたと思っています。
二年生のみんなはぜひ協力しあって頑張ってくださいね。
また一年生のみんなも支えてあげてください。大人しい人は多いけれど、熱い思いや冷静な判断を出来る人が沢山います。
僕らも困った時はできる限りのことはするので気軽に相談してください。
交代式の際にも言わせてもらいましたが、部長をやらせてもらって良かったことはみんなの良い所を沢山見れたことかなと思います。
何くさいこと言ってるんだと思われる方も多いと予想しますが実際にそうだったのだからいいんです。
僅か21年のこれまでの人生で、僕はどこでも沢山の人と関わり合うということを自然と避けてきた気がします。部活動という場であっても中心に立つことも無かったですし、何かが起きても関係ないという閉鎖的なスタンスが好きでした。
正直それは今でもそうではあるのですが、部長というポジションではそうもいきません。みんなからの意見は9割直接僕に届きました。それを幹部も含めて話さないと決められないとあらば、その日の夜にはSkypeなどで集まり夜中遅くまで話し合いということも度々です。
始めの頃は幹部という仕事はこんなにも大変なのかという思いと、辛いことが続いた時には先代幹部からの誘いなんて断れば良かったと後悔もしていました。
いまだから言えるけれど、一時期イッツオンの誰一人として会いたくないという時もありました。勿論やることがあるのでそうはいかないのですが。ぶちまけたい感情も間違ってる意見であっても反抗すれば面倒になる状況には心身ともに疲れました。それこそTwitterなんてものは誰と特定することもなく愚痴を言うにはうってつけです。けれど、それはみんなへの不信感を煽るだけでなく自分自身が自分に負けたことの証明であると思い、意地でも使うことはしませんでした。
そんな中で何よりも逃げ場のない立場に泣きたくなりました。
幹部をしたからって何か目に見える良いものが得られるわけでも、特別な地位を手にするわけでもありません。
そこで必要なのはイッツオンが好きだから頑張ろうという気持ちなんだと思います。
幹部としての仕事をして少したったときに言われた、「やつれたね」という言葉はそんな状態にはショックだったのを覚えています。 こんなことで折れてるような自分の矮小さと、みんなには迷惑をかけないよう心掛け、顔に出すまいとしていた感情が漏れだしていたわけですから。
そうしていく中で先輩に相談をすることや、辛いときにはやりたくないことを忘れて好きなものを食べ、愚痴はより大人な意見を求めるなどして少しずつ解消法を見つけられました。
時に何時間も相談に乗ってくれ、また不快な思いをさせることもあったかもしれないけれど支えてくれた人達には感謝の気持ちで一杯です。
そして、一杯であった自分がある程度コントロールできるようになると自分の悪かった所も気付き始めることが出来ました。
人っていうのは考え方や見方によっては全然違うものになると思うんです。
最初の頃、みんなが愚痴や意見を僕に伝えてきた時は、何故他の幹部に言わないのかと聞い所「園部しか取り合わないじゃないか」と言われました。
きっとそんなことは今でも無かったと思います。しかし考え方を変えればそれだけみんなの話を聞いてやれることが出来るとも思えたわけです。
それなら自分がサークルをどうしたいとか具体的な抱負は無いけれど、皆のために話を聞いて出来ることをしてあげようと決めました。
今年になって一年生からも自発的に飲み会やりたい等沢山企画が出ましたが断ったのは一つもないと思います。
別に幹部でなくても、サークルのための事を考えてる人は幸いなことに沢山いたおかげもあり、僕はそれを活かしてリードするだけで良かったわけです。
それが今までは部員の意見が反映されないから集会を開始することや、ライブの時のタイムキーパー等であったわけですね。
そうしていく中で普段はそんな姿見えないのに、見えない所ではこんなに頑張っていたんだという発見がありました。
それ以外にも後輩に楽しんでもらいたいからプライベートでも遊びにいくことや、バンドを通して仲良くなることも頑張るなんてことも聞きました。
一年生同士でもこんな悩みがあるんですということも相談されることもありました。これも凄く光栄なことでした。
こうしたことは、皆からの話を聞けた僕ならではのことだったかなと今なら思えます。
サークルの皆、同じ仕事をこなしてきた幹部の三人、OB・OGをはじめ沢山の人に迷惑をかけてきました。皆さんのおかげでなんとか次の代へとバトンタッチ出来ました。
本当にありがとうございました。今のイッツオンがあるのも皆さんのおかげです。
イッツオンは僕の生涯の自慢です。
馬鹿やることも楽しいこともあったけれど、今の部員達からサークルが楽しいと最近沢山耳にしました。こんなことを言ってもらえることが何よりも嬉しいです。
最初の飲み会で、自分に出来ることは頑張りますと言いました。その口約を守ることはできたでしょうか。
これからも楽しいイッツオンの反映を願い十一代目最後のブログとさせていただきます。
一年間こんな僕ですがありがとうございました!
園部 明