ボディビルという競技は以下の点が優れている人が高い順位をもらえます。
・筋肉のサイズ
全身全ての筋肉が大きく発達しているかどうか。
・均整
全身の筋肉が過不足なくバランス良く発達しているかどうか。
例えば
「上半身は大きく発達しているが、脚は上半身の発達に比べると未発達で細く著しく全体のバランスを崩している」と
審査員の評価は低い」
・カット
全身の皮下脂肪がしっかり除去されて、筋肉の繊維が浮き出るくらい皮膚が薄く、皮膚の下の筋肉がくっきり見えるか
どんな試合でも毎年優勝に近いポジションにいるのに優勝できない選手が必ず何名か見受けられます。
そういう選手を一人で見るととても完成度が高く素晴らしいのですが、他の選手と比べると明らかに目立つような弱点(特定の部位のサイズやキレが足りないなど)があります。
「この筋肉は他の筋肉より発達が遅れている弱点があるのに何年たっても一向に改善されない」
となると、いつも自分が弱い部位を自分より発達させた選手に優勝を持っていかれてしまうという事になるのです。
己の弱点を探して己の弱点や苦手な事と向き合ってそれらを無くして完璧な体を作り上げるというのは容易な事ではありません。
何故なら長所や得意な部位はどんどん発達しますが、弱点や苦手な種目は発達しにくいので
長所と弱点の差は広まるばかりだからです。
自分の長所と短所の差が広がるのを食い止めるには
嫌いな事や苦手な事を率先して頑張らなければいけません。
「嫌いな事や苦手な事も頑張らなければいけない」
というのは遊び感覚で出来る事ではありません。
僕はバーベルを担いで行うスクワットは得意ですが(フルで180kg x 10回、150kg x 20回)きついので大嫌いです。
スクワットは大嫌いですが、完璧な身体を造るには欠かせない種目です。
だから
スクワットを頑張る事なしに試合で勝つことは出来ない
のでやっています。
34年間競技に出場してきて確信したことがあります。
スクワットを頑張らない人はスクワットを頑張る人に身体も精神も勝つことは出来ません。
自分を客観的に見る事が出来て、自分は何がいけないのか、自分にはどこが弱点なのか、自分はその弱点をどうやったら改善させることが出来るのか?
それをしっかり理解して弱点を克服させなれば、その選手はいつまでたっても優勝したり、順位を上げていく事は難しいと思います。
他の選手はその選手の弱点を見て
「あのいつも2位の選手のあの弱点部位を俺は頑張って、あの選手より良くすればあの選手には勝てるだろう」
と思って、その選手の弱点部位のトレーニングをやり込んで出場してくるでしょう。
「得意な事を頑張る」という事は「子供の遊び」と同じで誰でもできます。
子供にいくつかのおもちゃを与えると、子供は自分の好きなおもちゃでしか遊びません。
つまり、
「自分が得意な部位や得意な種目ばかり頑張って一向に弱点を改善、克服する事をやらない」
というのは
「子供の遊び」と同じだと思います。
仕事や勉強なども同じだと思いますが、スポーツ競技は
自分を客観的に見て、自分のあら捜しをして、自分には何が足りないかを知って、自分の弱点を無くす努力をする事が出来る選手しか勝つ事は出来ないと思います。
「自分の弱点や欠点があるうちはその弱点が良い選手に勝てない」
という事になるのです。
仕事、勉強、スポーツ競技、習い事など、全て同じだと思いますが、得意な部位や種目ばかりを頑張って己の弱点を克服しようとしない人は何年やっても進歩がなく、弱点、短所がない人に抜かれてしまうのです。
何年ジムに通っても全く身体が変わらない人が多い(というか殆ど)ですが、まさにそれだと思います。
自分には何が足りないか、それには何をすべきか、それをいつまでに達成すべきか、どれくらいのレベルならクリアできるのか、どれくらいのペースなら進歩させることが出来るか、そのような事を何も計画立てて物事を考えていないから何年やっても進歩がないのです。
仕事、勉強、スポーツ競技、習い事など「仕事感覚」で取り組んで自分を客観的に見る事が出来る人、自分がやりたくない事、不得意な事、苦手な事に積極的に取り組んでいる人はどんな分野でも成功しています。
34年間競技に出場していますが、僕は自分の身体に満足した事がありません。
いつも
まだまだここの筋肉の発達が足りないからバランスが良くない。
こんな身体では、まだまだ完成にほど遠い。
と思っています。
常に自分のあら捜しをして、自分の弱点を潰す事しか頭にないです。
ただ、自分にとっては自分のあら捜しをする事や自分の弱点を潰す努力をする事が「面白い事、楽しい事」になっています。
好きな事や得意な事ばかり頑張っていてもそれは「子供の遊び」のようなレベルの低い事で僕にとってそんな事は楽しくもなんともないです。
苦手とかやりたくない種目をやり込んで(=弱点部位の克服)
「苦手な事が出来るようになった」
とか、
「弱点と長所の差が無くなってきた」
とか、そういうのが嬉しいし、楽しいです。
だからここまで身体を作ることができて、アメリカの試合(2017 NPC LA チャンピオンシップ(Mr.ロサンゼルス)-80kg級 日本人初の優勝者)も含めて何回も優勝することができたのだと思います。
「完璧な身体を作り上げる事」
というのは毎日ものすごく頭を使う、そして毎日きついトレーニングをしなければいけない
「ものすごく頭を使わなければいけない、何年も何十年も、ものすごく忍耐を強いられる作業」
です。
でも、きつい事や苦しい事、自分には何が足りないのかよく考えてその改善策を練って、
「結果が出るまでそれを何年、年十年もやり続ける」
というミクロ単位の気の遠くなるような作業を何年、何十年たっても延々と楽しむことが出来る人が完璧な身体を手に入れる事が出来ると思っています。
今年は何の試合に出場するのかまだ決めていません。
試合には出場しないかもしれません。
自分の中では試合よりも自分の体や心の中のあら捜しをして自分の弱点を潰して少しでも身体や心を完成させていく事の方が楽しいというのと、34年間競技に出場してきて今まで何回も優勝してきたので昔のように勝つことにそこまで執着していないのです。
出るとしたら2週間あれば試合に出れる状態まで持って行けるでしょう。
だから何か月後の試合に出るとか決めなくても、いつでも良い状態で試合に出れるでしょう。
もし試合に出たいと思ったらの話ですが。
全ては「ここまで身体を作った」という自信のなせる業なのです。
身体を変えたいなら仕事と同じように、
「ものすごく頭を使ってよく考えて、苦手な事、きついと思うような事、やりたくない事を率先して何年も何十年も頑張り続ける事」
夢を叶えたいなら
やりたい事とやるべき事は別
と思って頑張る事です。
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●パーソナルトレーニング
トレーニング関連用品販売
内藤商店
http://naitou-shouten.com/
ボディメイクのプロが身体を変える正しいトレーニングと食事のやり方を教えます。
●パーソナルトレーニング
料金
5,000円 / 60分~
場所
ゴールドジム・イースト東京
エニタイムフィットネス西葛西店
エニタイムフィットネス原木中山店
通信指導
出張指導
※ ゴールドジムイースト東京でパーソナルトレーニングを受けたい方でゴールドジムのメンバーでない方は1日540円で利用できるチケットを差し上げます。
(お1人様1枚1回限り)
数に限りがございます。お早目に。
「ボディメイクのプロ」内藤 格(ないとう いたる)のプロフィール
トレーニング歴 36年
ボディビル競技歴 34年
●1982 (16歳) 片道10kmの自転車通学でクラスで下位の方だったマラソンが半年でクラスのトップになった事から体を鍛えることに興味を持ち、17歳から自宅で腕立て伏せ、腹筋運動などから筋トレを開始、1985年から現在まで33年間にわたりボディビル競技を行い優勝多数
■ボディビルの主な競技戦績
●1988 全日本学生選手権 2位 脚の部門賞獲得
●1989 (23歳) JBBF 東京クラス別ボディビル選手権大会 -65kg級 優勝
●1990 (24歳) JBBF 世界アジア選抜(現在の日本クラス別)選手権大会 -65kg級 2位
●1990 IFBB アジア大会 -65kg級 6位
●1992 (26歳) JBBF ジャパンオープン ボディビル選手権大会(無差別全国大会)4位
●2001 - 2015 CBBF セントラルジャパン・ボディビルディング・チャンピオンシップ
(米軍横田・横須賀基地 全国大会)
-80kg級 優勝 x 5回、2位 x 1回、3位 x 2回
オーバーオール 優勝 x 2回
●2003 (37歳) NPC トーナメント・オブ・チャンピオン -80kg級 優勝
●2011 NPC Mr.ロサンゼルス -75kg級 2位
●2004 - 2016 (38 - 50歳) NPC Mr.ロサンゼルス -80kg級
2位 x 1回、3位 x 2回、4位 x 2回
●2017 NPC Mr.ロサンゼルス -80kg級 優勝
NPC Mr.ロサンゼルス -80kg級 初の日本人優勝者
●2018 (52歳) CJBBF フレンドシップカップ(全国大会) -80kg級 優勝