- ドッペルゲンガー現象 -
- もう一人の自分にケツたたかれて記録更新 -
1985年、19歳の時から34年間ボディビルの選手をやっています。
毎日行う筋トレの他に早朝に心肺能力の向上、脚の筋密度とメンタルの強化を行う為、自宅近くのサイクリングロードを6km全力で北上して、折り返して6km全力で南下して12km走行したタイムを計測するというトレーニングを雨の日以外はほぼ毎日行っています。
ロードバイクで12kmを全力疾走してそのタイムを一秒でも短縮出来るように頑張るのです。
ボディビルなら試合当日のコンディションを見れば「今日は勝てるな」とかある程度予測はつくのですが、ロードバイクで走るのは「風」という予測できない強敵がいるのでなかなか思うようにはいきません。
最高記録は自分が死に物狂いで打ち立てた記録なので、その記録を更新するのは本当に至難の業です。
タイムを更新できなければ過去最強の自分に負けです。
数ヶ月に一回くらいしかタイムを更新する事は出来ません。
だから数十回負けて、一回やっと勝てるくらいの難敵です。
いつも自分が打ち立てた最高記録に敗れて精神的に打ちのめされて帰宅します。
でも、何回も叩きのめされて、それでもくじけずに「いつか見てろよ。必ずお前(それまでの自己最高記録)に勝って記録を更新してやるからな。」という闘気を養う事によって精神力、忍耐力のレベルが上がると思っています。
僕は小さい時、母親と兄からしょっちゅう殴る蹴るの暴行、虐待を受けていました。
暴行する理由なんかありません。
奴らが不機嫌になったらサンドバッグにされるのです。
でも、それでものすごく打たれ強く、メンタルが強くなりました。
何回も痛い目に遭ったり、挫折を味わったりして、そこで諦めたら今までの努力が水の泡です。
何回も痛い目に遭ったり、挫折を味わったりして、そこで諦めずに頑張って打たれ強くならなければ、肉体も精神も成長はないと思っています。
もちろん、奴らには身体を鍛えて体力が付いた時にきっちりお返しさせてもらいましたけどね。
勝った(新記録が出た)日は万々歳です。
過去最強の自分に勝つのはボディビルの試合で勝つより嬉しいです。
それくらい難敵です。
勝つ毎に記録を更新してしまうので、勝つたびに相手(最高記録)のレベルが上がっていきます。
「最強の敵は自分」です。
ドラクエのラスボス並に倒し難いです。
でも敵が強ければ強い程、挑戦のしがいがあります。
歩行者や徐行している自転車がいる中で全力で走行する(速い時は40km/h以上出ます)のは危険極まりなく、それは絶対にやりたくないので、通行者が殆どいない早朝の夜明け(現在、日の出は4:40頃)に外がうっすら明るくなってきたら起きて走行してトレーニングしています。
僕は楽しいサイクリングではなくて、全力で走行してタイムを計測して、そのタイムを一秒でも短縮出来るように頑張る「ものすごくきついトレーニング」をしたいのです。
36年前にトレーニングを始めた時から「ものすごくきついトレーニングが身体と精神のレベルを向上させる」と思ってトレーニングをやってきました。
そういう気持ちを持って36年トレーニングして、この身体になりました。
全力走行出来る時間帯でなければ絶対に走行しません。
先日、ゴール前3kmほどの地点で僕と同じ進行方向で、ロードバイクに乗った人を数十メートルほど前方に見かけました。
その人もかなり早く、そう簡単には追い付けなかったのですが、死に物狂いでペダルをぶん回してやっとの思いで追いついた時、その人を見て本当にびっくり仰天しました。
僕と同じロードバイク(ビアンキ オルトレ XR4)に乗っていて、(ロードバイクは数百種類もあるので、普通、被る(他人と一緒のロードバイクに乗っている)という事は確率的にものすごく低いです)、体格も僕に似ていて大腿(もも)と下腿(ふくらはぎ)が太く(大腿と下腿が太い人は間違いなく選手レベルの人でヤバいくらい速いです)その人を見た時、着ているウェアは違ったものの、正に自分の生き写しのようでした。
うわ、なんとも速そうな身体をしてるな!
そしてその人を抜こうとして横一列になった時、その人も僕に気が付いて「おおっ!」という顔をしてびっくりしていました。
その人に追い付き横一列になった時、心と身体の中のスーパーチャージャー・スイッチオン!
この勝負はもらったよ!
じゃあな、あばよ!
と心の中で言って
全身に渾身の力を込めてペダルをギュワーンと高速回転させてロケットの如く急加速、その人を引き離してゴール地点に向けて全力ダッシュで逃げ切る勝負に出ました。
「これだけ加速してぶっちぎったのだから、流石については来れるまい」と一分程ペダルをぶん回し続けながら地面やや後方を見ると、後ろからまさにこちらを抜こうとしてぴったり付いてくるロードバイクに乗った人の影が地面に写っていました。
シャカシャカシャカシャカ
ハーハー
ペダルが付いているクランクを回転させる音や相手の荒い息遣いまで聞こえるくらい後ろにぴったり付かれていました。
なに〜!?
あれだけ急加速したのに俺について来れるとは!
なんて野郎だ!
これはまずいな!
少しでもスピードが落ちたら抜かれる!
ゴール地点まで何とか逃げ切らないと!
ぬお~、俺は戦士だ!
どこの誰だか知らねえが、おめ~に負けるわけにはいかねえ!
俺は誰であろうと俺の行く手を阻む敵は全力で叩き潰す!
またペダルをぶん回して急加速して引き離す(クタクタに疲れているのにそこから更に頑張らなければいけないなんて、苦しすぎて口から心臓が飛び出しそうだ この地獄の苦しみに比べたら筋トレ(先日140kgのバーベルを担いでフルスクワットを連続23回やりました)なんてほんとにチョロいと思った)死に物狂いでバトルを数回繰り返して何とかその人より先にゴール地点に辿り着き、サイコン(時計、タイマーなどが組み込まれていて、リンクしたスマホに走行記録を飛ばせるデジタル式のスピードメーター)のスイッチを押した時、7カ月ぶりに6秒記録を更新していました。
やった、やった!
7カ月ぶりに記録更新した!
過去最強の自分に勝った!
疲労困憊して放心状態で「あの人はどうしたかな」と振り返ると誰もいませんでした。
あらら? どこに行ってしまったのかな?
「もう一人の自分がいる」というドッペルゲンガー現象だったのでしょうか。
こんな話があります。
吹雪の中で人に助けられて、助けてくれた人はなぜか来た方向に歩いて戻り、吹雪の中に消えてしまいました。
そっちの方向には山小屋などないのに。
数年後、防寒用の服を買った時、どこかで見たことがあるような服だなと思ったら数年前吹雪の中で助けてくれた人が着ていた服と同じものでした。
もう一人の自分が現れて、僕のケツを叩いてくれたのでしょう。
今日は最高にきつくて苦しい、いいトレーニングができたよ、ありがとう、俺の生き写しみたいな人。
俺はいつもこの時間に走っているよ。
またいつか会ってお互い死力を尽くして競争出来るといいね、名前も知らない人。
また会うのを楽しみにしているよ。
いつも走行しているサイクリングロードで土日朝7時からマラソン大会のコース設営が行われる事が多く歩行者が多くなるので、それとかぶらないように土日も4時か5時起きで早朝トレーニングに行きます。
4月に新たにロードバイク コルナゴC60↓を購入したので、今まで乗っていたビアンキオルトレXR4は売却しようと思っていたのですが、最近また更に記録を塗り替えたので手放し難くなってしまいました。
努力を積み重ねて成果を得る事の尊さ、楽しさを知ることができれば、どんなにきつい事や辛い事でも夢中になって楽しみ続ける事ができます。
きつい事や辛い事でも継続して努力すれば、いつか必ず夢を叶える事が出来るでしょう。
毎日きついことを我慢して継続して頑張って、きついことをやるのが毎日の習慣になれば必ず自分がレベルアップして成果や夢を手に入れる事が出来るでしょう。
何もしないでいる事、怠ける事が如何に人生や顔も含めた容姿を堕落させ、それは人生に於いて何も生まない何の得にもならない無益な事か、努力を積み重ねて夢を叶えた人だけが理解する事が出来るでしょう。
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●パーソナルトレーニング
トレーニング関連用品販売
内藤商店
http://naitou-shouten.com/
ボディメイクのプロが身体を変える正しいトレーニングと食事のやり方を教えます。
●パーソナルトレーニング
料金
5,000円 / 60分~
場所
ゴールドジム・イースト東京
エニタイムフィットネス西葛西店
エニタイムフィットネス原木中山店
通信指導
出張指導
※ ゴールドジムイースト東京でパーソナルトレーニングを受けたい方でゴールドジムのメンバーでない方は1日540円で利用できるチケットを差し上げます。
(お1人様1枚1回限り)
数に限りがございます。お早目に。
「ボディメイクのプロ」内藤 格(ないとう いたる)のプロフィール
トレーニング歴 36年
ボディビル競技歴 34年
●1982 (16歳) 片道10kmの自転車通学でクラスで下位の方だったマラソンが半年でクラスのトップになった事から体を鍛えることに興味を持ち、17歳から自宅で腕立て伏せ、腹筋運動などから筋トレを開始、1985年から現在まで33年間にわたりボディビル競技を行い優勝多数
■ボディビルの主な競技戦績
●1988 全日本学生選手権 2位 脚の部門賞獲得
●1989 (23歳) JBBF 東京クラス別ボディビル選手権大会 -65kg級 優勝
●1990 (24歳) JBBF 世界アジア選抜(現在の日本クラス別)選手権大会 -65kg級 2位
●1990 IFBB アジア大会 -65kg級 6位
●1992 (26歳) JBBF ジャパンオープン ボディビル選手権大会(無差別全国大会)4位
●2001 - 2015 CBBF セントラルジャパン・ボディビルディング・チャンピオンシップ
(米軍横田・横須賀基地 全国大会)
-80kg級 優勝 x 5回、2位 x 1回、3位 x 2回
オーバーオール 優勝 x 2回
●2003 (37歳) NPC トーナメント・オブ・チャンピオン -80kg級 優勝
●2011 NPC Mr.ロサンゼルス -75kg級 2位
●2004 - 2016 (38 - 50歳) NPC Mr.ロサンゼルス -80kg級
2位 x 1回、3位 x 2回、4位 x 2回
●2017 NPC Mr.ロサンゼルス -80kg級 優勝
NPC Mr.ロサンゼルス -80kg級 初の日本人優勝者
●2018 (52歳) CJBBF フレンドシップカップ(全国大会) -80kg級 優勝