続 鉄腕 炒レンジャー
昨日、中華戦隊 炒レンジャーについてご紹介しました。
昨日のネタだけだと、「SEとはまったく関係ない話題じゃん」
思うかたもいらっしゃるかもしれません。
いえいえ、そんなことはございませんよ(たぶん)
昨日のは前フリで今日が本題なんです。
昨日の話を読んでない方は、
まずそちらからご覧になってくださいませ。
◆
さて、昨日なぜ炒レンジャーを紹介したのかと言うと、
「既存の仕組みをシステム化するときに、どう設計するか」
というSEの考え方を学ぶ上でよい教材だと思ったからです。
お客さんが手でやっている作業をシステム化するとき
一番単純なのは手作業の手順とまったく同じ流れで
システムを作成するというものです。
作業に無駄な部分や改善する余地があったとしても、
その部分もそのままシステム化してしまいます。
利便性は上がるかもしれませんが、システム化の提案をしていく
業務SEの対応方法としては不十分と言わざるを得ません。
業務SEというのは、その業務のエキスパートですから
単に事務作業をシステム化すればいいというわけではなく、
改善すべき点や効率を高めるための機能追加などを
積極的に検討し、お客様に提案していくべきなのです。
◆
さて、炒レンジャーに戻りましょう。
これは、
「凄腕料理人でも鍋を振るのが大変だから」
「非力な女性では上手な炒め物ができないから」
と言う理由で、鍋振りの部分を忠実に自動化した厨房機器です。
この商品は、果たしてこれでよかったんでしょうか?
もっと改善する余地や、検討すべき手順は無かったんでしょうか?
炒レンジャーのチラシ裏面を見ると
高火力で炒め物ができる
重い中華鍋を振る手間が省ける
という点を売りにしているようです。
しかし、最終的なお客様のニーズは
おいしいプロの味の炒飯を作りたい
という点です。
「中華鍋を代わりに振って欲しい」のではなく、
「誰にでもおいしい炒飯が作れるようにして欲しい」
というのがお客様のニーズなんです。
きちんと要件分析をすれば、おいしい炒飯を作るために
必要な要素や調理方法は導き出せます。
そして、既存のやり方ではなくもっと効率的な仕組みを
考え出すことも可能なはずです。
でも、炒レンジャーはそういった効率の検討や
改善すべき点を考慮せず、「中華鍋を振る」という
実際の作業をそのままシステム化してしまいました。
必要に迫られたお客さんがコレを買うでしょうか?
横にもっと機能的で無駄のない炒飯作成機があったら
多少高くてもそちらを選ぶんじゃないでしょうか。
お客様の目線で物事を考えるというのは、
物作りをする上でとても大切なことです。
今ある仕組みを単純に移植すればよいのではなく、
本質的な部分を理解した上で、業務改善を検討するのが
本当の意味での情報サービスではないでしょうか。
◆
なーんて、まじめに書いてみたけども、
自分が同じ立場だったら、やっぱり炒レンジャーみたいな
ギミックの調理機器を作りたくなっちゃうだろうなぁ。
だってさ、そっちを作る方が絶対面白いもんね。
昨日のネタだけだと、「SEとはまったく関係ない話題じゃん」
思うかたもいらっしゃるかもしれません。
いえいえ、そんなことはございませんよ(たぶん)
昨日のは前フリで今日が本題なんです。
昨日の話を読んでない方は、
まずそちらからご覧になってくださいませ。
さて、昨日なぜ炒レンジャーを紹介したのかと言うと、
「既存の仕組みをシステム化するときに、どう設計するか」
というSEの考え方を学ぶ上でよい教材だと思ったからです。
お客さんが手でやっている作業をシステム化するとき
一番単純なのは手作業の手順とまったく同じ流れで
システムを作成するというものです。
作業に無駄な部分や改善する余地があったとしても、
その部分もそのままシステム化してしまいます。
利便性は上がるかもしれませんが、システム化の提案をしていく
業務SEの対応方法としては不十分と言わざるを得ません。
業務SEというのは、その業務のエキスパートですから
単に事務作業をシステム化すればいいというわけではなく、
改善すべき点や効率を高めるための機能追加などを
積極的に検討し、お客様に提案していくべきなのです。
さて、炒レンジャーに戻りましょう。
これは、
「凄腕料理人でも鍋を振るのが大変だから」
「非力な女性では上手な炒め物ができないから」
と言う理由で、鍋振りの部分を忠実に自動化した厨房機器です。
この商品は、果たしてこれでよかったんでしょうか?
もっと改善する余地や、検討すべき手順は無かったんでしょうか?
炒レンジャーのチラシ裏面を見ると
高火力で炒め物ができる
重い中華鍋を振る手間が省ける
という点を売りにしているようです。
しかし、最終的なお客様のニーズは
おいしいプロの味の炒飯を作りたい
という点です。
「中華鍋を代わりに振って欲しい」のではなく、
「誰にでもおいしい炒飯が作れるようにして欲しい」
というのがお客様のニーズなんです。
きちんと要件分析をすれば、おいしい炒飯を作るために
必要な要素や調理方法は導き出せます。
そして、既存のやり方ではなくもっと効率的な仕組みを
考え出すことも可能なはずです。
でも、炒レンジャーはそういった効率の検討や
改善すべき点を考慮せず、「中華鍋を振る」という
実際の作業をそのままシステム化してしまいました。
必要に迫られたお客さんがコレを買うでしょうか?
横にもっと機能的で無駄のない炒飯作成機があったら
多少高くてもそちらを選ぶんじゃないでしょうか。
お客様の目線で物事を考えるというのは、
物作りをする上でとても大切なことです。
今ある仕組みを単純に移植すればよいのではなく、
本質的な部分を理解した上で、業務改善を検討するのが
本当の意味での情報サービスではないでしょうか。
なーんて、まじめに書いてみたけども、
自分が同じ立場だったら、やっぱり炒レンジャーみたいな
ギミックの調理機器を作りたくなっちゃうだろうなぁ。
だってさ、そっちを作る方が絶対面白いもんね。