信頼性 (Reliability)
尺度は、平均故障間隔(MTBF)
平均故障間隔はそのまんまの意味
稼動しているシステムが故障しないで利用できるシステムの平均時間です。
【計算式】
平均故障間隔(MTBF) = 稼働時間 / 故障件数
となります。
また、試験では
稼働時間も算出させられます。
例1)
一日8時間、年間150日稼動するシステム
稼働時間 = 8 × 150
なお、故障件数はそのままです。
例2)
年間2回故障となった。
故障件数 = 2件
例1、例2を元に平均故障間隔を計算すると
例2で年間2回の故障ですから
※稼働時間も年間で単位をあわせます。
1200h = 8h × 150日
稼動時間は年間1200時間
年間故障が2回ですので
平均故障間隔(MTBF) = 1200 / 2回
平均故障間隔(MTBF)は600時間となります。
最後にちょっと考える問題
【基本情報 平成16年秋 問88】
この問題の求められてることは、「MTBFは少なくとも何時間必要か?」
平均故障間隔(MTBF)でしたね。
次に、稼働時間を求めますが
「平均故障台数を20日間で・・」とありますので、稼働時間は20日間となります。
「パソコンは1日8時間とする」「1000台のパソコン」ですので
稼働時間 = 8h × 1000台 × 20日
160,000 = 8h × 1000台 × 20日
故障台数を「20日間で2台以下に抑えたい」ですから
平均故障間隔(MTBF) = 160,000 / 2台
80,000 = 160,000 / 2台
故障を2台以下に抑えたいのですから
少なくとも平均故障間隔(MTBF)は80,000時間必要となります。
故障が1台では
160,000 = 160,000 / 1台
80,000時間以上ですからOKですね。
(^-^)/