村内のイトウ釣りは11月から自粛期間となります

 

イトウ保護とイトウ釣りの両立のため、イトウ釣り自粛期間を設け、

現在、7月8月の2ヶ月間と11月から翌年5月31日まで

猿払村内でのイトウ釣り自粛を猿払村、猿払イトウの会でお願いしています。

来年春の産卵床数により来年秋以降の釣り自粛の緩和を予定していますが

予回復傾向が確認されない場合は現行の釣り自粛を継続します。

 

北海道各地のイトウ保護団体で構成されるイトウ保護連絡協議会主催で

風発事業者2社を招き、風力発電建設の勉強会が開催されました

ユーラス社、「宗谷丘陵」風力計画を優先開発 猿払イトウの会「自然環境への影響大」:北海道新聞デジタル

現在、天塩、声問、猿払、猿骨、鬼志別、知来別のイトウ繁殖河川付近の

宗谷丘陵の稜線付近において大規模な風力発電建設案が浮上しています

風車の基数は100基以上、各水系山頂の尾根沿いに大規模な管理道路の建設が

予定されています。

 

勉強会では事業者の調査結果や現段階での建設予定事項の説明を受け

イトウ保護連絡協議会からは各水系の産卵床分布状況が提示されました

今までは研究者による数少ない断片的な情報により事業の評価がされ、

天塩や猿骨、鬼志別、知来別などの配慮は示されてきませんでしたが

今回各水系のデータが提示されたことにより今後、事業者の配慮がさらに

求められる形となりますが、果たして事業やの配慮が示されるのか

ここに注目したいと思っています。

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未だに事業者の調査は目的、手法が不十分であり、評価の基準も

提示されていません…そのような状況で建設に向けての評価段階だけは

確実に進んでしまうという…何とも不可解な事が起こっています

今話題になっている釧路のメガソーラーや世界最悪水準の言われる幌延の

風発のバードストライクもそうですが、法律にのっとった評価段階と手順を

踏んで進めている…はずですがこの様な事が発生してしまうのも頷ける

と言うのが率直な感想です

早急に国はこの評価や事業の進め方を抜本的に見直すべきです。

 

山間部の環境改変により保水力の低下や融雪の早期化、猿払の気候特性である

夏季の少雨による渇水がさらに助長される…

今年や2021年に起きた渇水と高水温による魚類の斃死

猿払村民の水源である河川の水位低下も大きな懸念材料です

 

この事業は猿払、幌延、豊富、稚内にまたがり建設されます

猿払の貧弱な水源の事を他市町の皆さんも十分に考えて頂きたいと

思います。