渇水と高水温は解消されました

9月から10月31日までイトウ釣り自粛解除期間となります。

 

渇水から一転8月5日以降、降雨日が多い猿払、気温はやや低下し

水温も下がってきました

雨の降り方が本州の豪雨に様に短時間で降水量が多く

これも気候変動なのかと…

上猿払では110㎜ 問寒別では130㎜の記録的な降雨と

その後の増水、問寒別は数十年ぶりの豪雨

水位が下がる間もなく再び問寒別で100㎜越えの降雨でした

道道2線が現在も通行止め

JRは復旧しましたが、猿払の道路は何時になるか??

 

増水するとカルバートの管理に忙しくなります

ここはすでに林道が決壊していますが放置すると遡上に影響します

閉塞物の撤去作業を実施しています

 

河川への影響も色濃く、倒木などに流木が沢山重なり流れが変わる

など…

倒木が川を塞ぎ大量の水を蓄えています

越流し河岸の植生がなぎ倒されています…

 

新たな蛇行が生まれたり、礫が供給されたりと

良い側面もあります

水の力は凄まじいですね

倒木に溜まっていた流下物をすべて洗い流し

新たな蛇行が生まれた倒木箇所

 

小さなカルバートが閉塞し水があふれています

減水を待ってメンテナンス…

 

この増水でサクラマスの産卵が始まっています

村内の取水堰では…毎年この光景

魚道が無く上流へ遡上できません

ここも何とか魚道設置にこぎ着けたいと思いますが…

取水施設という事もあり中々改修作業の許認可が難しい…

 

また堰の影響として

土砂とともに礫の供給が滞ってしまいます

溜まった土砂は河岸へ除去されます

堰下流は礫が無くなり河床低下、岩盤露出となっています

イトウも含め、数百メートルの区間産卵環境が消失しています。

 

宗谷は今週火曜水曜再び記録的豪雨のようです…

今年は本州だけではなく北海道でも豪雨の影響が出ています

今後の天候に注意してください