現在、7月8月の2ヶ月間と11月から翌年5月31日まで猿払村内でのイトウ釣り自粛を猿払村、猿払イトウの会でお願いしています。

現在は村内はイトウ釣り自粛期間中です。

 

2021年夏からお願いしております、

猿払村内におけるイトウ釣り自粛のお願いについて

 

2021年夏季にイトウを含む魚類の大量死が猿払の河川で確認されました

(この年は猿払村外、宗谷、上川北部のイトウ生息水域でもイトウの斃死が確認され

一部の河川では猿払より多くのイトウが斃死した可能性もあります)

また研究者の調査では以下のリンク内の様な報告があります

 

 

猿払イトウの会では

2022年から産卵床数変化の定点モニタリングを継続しています

2022年は経年平均値を大きく下回る河川がほとんどでしたが、

2023年は回復傾向が見え始めました、

2023年からモニタリング河川以外の河川も調査を実施しています

残念ですが依然として経年平均値に届かない河川や経年半分以下の河川もあります

 

また2024年には一番恐れていた…2023年に回復傾向が見えた産卵河川で

再び産卵床が減少する河川もありました。

モニタリングを継続し産卵床数の復活、増加傾向が確認された場合は釣り自粛期間の緩和を視野に入れています。

イトウの生活史、一生のうちの産卵回数、成熟年齢(生息地ごとの)等解明されていない

部分も多く、大量死後の再生産…成熟年齢様々な事項を考慮しモニタリングを継続し

ています。

 

またこの様な研究資料もあります

試験研究は今 No.81「イトウの養殖技術」(1991年10月25日)| 水産研究本部| 北海道立総合研究機構

”イトウの雌は秋から冬にかけて成熟直前の状態となって冬を越し、

春の産卵期を迎える” とあり、

秋のイトウ釣り自粛の重要性がここにあると思われます。

(飼育下と自然河川では差異があると思いますが)

 

イトウ達”が”厳しい冬を乗り越え”

”万全な状態で春の産卵を迎え無事に産卵を終えられるように”

当面の間配慮したいと思いますのでご協力願いいたします。