11月からイトウ釣り自粛期間となります

 

2021年夏からお願いしております、

猿払村内におけるイトウ釣り自粛のお願いについて

 

2021年夏季にイトウを含む魚類の大量死が猿払の河川で確認されました

(この年は猿払村外、宗谷、上川北部のイトウ生息水域でもイトウの斃死が確認され

一部の河川では猿払より多くのイトウが斃死した可能性もあります)

 

また研究者の調査では以下のリンク内の様な報告があり

音響カメラによる絶滅危惧種イトウ<i>Parahucho perryi</i>の産卵遡上数モニタリング

 

猿払イトウの会の産卵床調査でも2022年は大幅な減少を確認しています

 

イトウ達”が”厳しい冬を乗り越え”

”万全な状態で春の産卵を迎えられるように”

当面の間配慮したいと思いますのでご協力願いいたします。

 

現在、7月8月の2ヶ月間と11月から翌年5月31日まで猿払村内でのイトウ釣り自粛を

猿払村、猿払イトウの会でお願いしています。

またイトウの生息環境を取り巻く環境は今後急激に悪化する可能性が浮上しています

 

ユーラスエナジーとエネオスリニューアブルエナジーの2社が猿払村内産卵河川源流部

声問川、サロベツ川水系の水源山頂に100基を超える風力発電建設計画を発表しています

 

山の環境が変われば河川の水位低下、降雨時の増・減水の変化、水温の上昇、融雪の変化が生じ

多岐にわたりイトウの生息に悪影響を及ぼす可能性があります、これらは猿払村民の

水道水源に大きな影響を与える可能性があります。

 

0カーボン、温暖化対策という大義のもと村民の水道水や希少種が犠牲になる

発電された電力は都会へ、建設時の受益は一部企業、建設が終了するとそれで終わり

石炭等もそうでしたが、エネルギー政策は時代とともに流れ、切り捨てられる…

北海道内でも産炭地の現状がそれを物語っています

 

時代は繰り返される…のは仕方のないことですが

 

人間は知恵があるはず、妥協点を見出す努力はしても良いのではないでしょうか?

現在の風発建設の進め方はそのような姿勢が欠如しています。