2021年夏からお願いしております、

猿払村内におけるイトウ釣り自粛のお願いについて

 

明日6月1日から30日までイトウ釣り自粛解除期間に入ります

皆様ご協力ありがとうございました。

2021年夏季にイトウを含む魚類の大量死が猿払の河川で確認されました

(この年は猿払村外、宗谷、上川北部のイトウ生息水域でもイトウの斃死が確認され

一部の河川では猿払より多くのイトウが斃死した可能性もあります)

 

イトウ以外にも多くの魚類が死にました

サクラマスやアメマス、ウグイも

渇水と高水温は河川上流部のイトウ稚魚、幼魚にも大きなダメージを与え

源流部と小支流上流部以外のイトウ稚魚たちは姿を消しました

恐らく高水温、酸欠により死んだと思われます

 

 

現在7月8月の2ヶ月間と11月から5月31日まで

猿払村内でのイトウ釣り自粛をお願いしています。

 

2022年から産卵床数の定点モニタリングを継続しています

昨年度まで経年平均値を下回る河川がほとんどでしたが、今年度は

回復傾向が見え始めました、

残念ですが依然として経年平均値に届かない河川

経年半分以下の河川…一番恐れていた…

昨年回復傾向が見えた産卵河川で再び産卵床が減少

する河川もありました…

 

また研究者の昨年の遡上調査では経年調査の遡上数から大幅に減少したとの

論文も出されています…

 

モニタリングを継続し今後のイトウ釣りの在り方について判断したいと

思います。

 

また今年もイトウを含めた魚類の遡上環境回復の活動を実施していきます

 

GW中は真夏並みの水位でかなり心配しましたがその後…

低めの気温と定期的な降雨に恵まれ今年は今のところ極端な渇水は確認されていません

このまま定期的な降雨に期待したいところです、

 

間もなく牧草地の採草作業も始まります、駐車、牧草地付近の通行には

十分注意してください、作業道、牧草地には絶対入らないでください

(徒歩で入ることも禁じている場合もあります)

 

 

 

今のところ釣り場周辺でのクマの目撃や痕跡情報は聞いていませんが

いつどこでクマが出ても不思議ではありません、対策は万全に、

 

日本各地、北海道でも毎日クマのニュースが入っていますが

猿払は例年より少ない感じがします…なんとなく不気味です

 

今年は4月中旬と先週にクマを目撃しました、それぞれ農道、林道と道路上での

目撃m猿骨川中流部と猿払川中流での目撃、まだ繁殖期が終わっていないのか?

餌の事情か?山間部から降りてきていないのか?

どちらにしても海岸線や下流部に移動する時期は近いと思います。