2021年夏からお願いしております、

猿払村内におけるイトウ釣り自粛のお願いについて

 

2021年夏季にイトウを含む魚類の大量死が猿払の河川で確認されました

(この年は猿払村外、宗谷、上川北部のイトウ生息水域でもイトウの斃死が確認され

一部の河川では猿払より多くのイトウが斃死した可能性もあります)

 

村内では7月末から9月までの間、3河川でイトウ、サクラマス、アメマス、ウグイの斃死やイトウの衰弱個体が多く確認されました。

 

河川上流部で夏季に多く見られるイトウ稚魚も姿を消し、この年の夏季の高気温と少雨による渇水はイトウの稚魚、成魚に大きなダメージを与えたと考えられています

2022年は春の産卵床数が約8割減少した河川もあり、

この結果がイトウの生息数激減によるものか産卵をスキップした事による結果か又は別の要因かは複数年の調査が必要になると研究者の助言を受けています

 

そもそも、イトウは生涯に何度産卵するか、連続年、隔年等々産卵の頻度も解明されていません

 

 

気温低下や水位上昇が確認される9月末までイトウの衰弱個体が多く確認されました

全身カビの生えたイトウの大型個体

このイトウは無事回復出来たでしょうか??

 

 

猿払イトウの会 猿払村は2021年夏季から継続してイトウ釣り自粛をお願いしています

 

現在は

現在7月8月の2ヶ月間と11月から5月31日まで

猿払村内でのイトウ釣り自粛をお願いしています。

 

間もなくゴールデンウィークですが、春期は5月31日までのイトウ釣り自粛をお願い致します

(今月中に河川に看板を設置します)

 

継続してイトウの遡上や産卵床数の調査を実施しています、

今後の調査結果をもとに研究者等と協議の上、自粛の要請期間等を変更していきたいと

考えています。

(数年間継続して多くの河川で遡上や産卵床数の回復が見られた場合は現在の釣り自粛期間の短縮、回復傾向が確認されない場合は自粛は継続したいと思います)

 

 

様々な考えや価値観が有ると思いますが、ご協力宜しくお願い致します。